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静岡県三島市養護教諭研修会にて包括的性教育絵本の読み聞かせ研修

2026年2月4日は、静岡県三島市の養護教諭研修会において、60分のお時間をいただき、性教育絵本についてお話ししました。



きっかけは、夏の先生向けの読み聞かせ研修に参加してくださった保健室の先生が、「性教育に読み聞かせを取り入れてみたい」という想いを抱かれたこと。
それでお声かけいただきました。

ご要望のありましたのは、こちらの三点です。

・小中学生向けの性(包括的性教育)についての絵本紹介、読み聞かせの方法

・性に関する絵本の読み聞かせの経験(対象の年齢や反応等)

・実践的な小中学生向けの読み聞かせについて

正直に申しますと、わたしが子どもたちに絵本を読めるのは、10分15分の読み聞かせボランティアとしての立場です。

そのため、夏の研修では「こういう性教育絵本は、わたしでは読めないので、性教育の授業で先生に読んでほしいです」と何冊かご紹介したのでした。
そう、性教育絵本を読む場を見つけらずにいたのでした。

でも「頼まれごとは試されごと」と、お引き受けしました。

わたしなりに、準備し、リストを用意し、お伝えしました。

そもそも、恥ずかしながら「包括的性教育」という言葉を認識していませんでした。

「包括的性教育」とは、昔のイメージの性教育からもっともっと、幅広い。

 
「包括的性教育とは 身体や生殖のしくみだけではなく、人間関係や性の多様性、ジェンダー平等、幸福など幅広いテーマを含む教育のこと」

だとするならば、意識せず、読んでいたあの絵本もこの絵本も「性教育絵本」と言えるのかーという新たな発見がありました。

わたしは、リストを作成する際に、「この絵本は読み聞かせできるかどうか」という線を引きました。
読み聞かせには向いていないものは、今回のリストからは外しました。

また、対象年齢、わたしだったらこの絵本を何歳から読むか、も考えました。

そして、実際に子どもたちに読んでみました。

絵本のいいところは、いくつかあると思います。

□知識として知っておいてほしいことを、絵と言葉と短い時間で、わかりやすく、伝えることができること。

□絵本から子どもが主体的に感じ取る自由さがあること。
教えて知っていること、と、納得する、腑に落ちることは違う。
もしくは、違和感を持つ、疑問を持ち続ける、考え続ける、問いを持ち続けるきっかけになること。
(わたしは「涵養」という言葉が好きです。)

□対象年齢を限定しないこと。発達や個性に応じた絵本を選べること。
小学1年生で学ぶ内容を扱った絵本を、中学生で読んでもいい。

□便宜上、リストでは分けたけれど、1冊の絵本でもテーマは横断・重複すること。

□物体としてあるので、一人で必要なときに読み返すことができること。

 

性教育の一つのツールとして、絵本の読み聞かせを取り入れるのは、おすすめしたい。

結局、性教育というのは、命の大切さの教育であり、人権教育であるってことも、今回、再確認しました。

自分のことを大切だと思いなさい、と言われて
「はいわかりました自分のことを大切にします」
なんて、そんな簡単じゃない。

本当に心から、自分のことを大切にする。その上で相手も大切にできる。そのための性教育。

終わってから、絵本を手に取って興味を持ってくださった保健室の先生方。

貴重なお時間をありがとうございました。

目次

ご感想

ご参加くださった保健室の先生方より、ご感想をいただきました。
絵本リストについて、賞賛のお声をたくさんいただき、ホッとしております。

ほんの一部抜粋でご紹介します。

□子どもたちに早く読み聞かせをしたいと思ったのはもちろんですが、それ以上に「自分自身が早く読んでみたい」と感じるほど、心が動かされました。
大人でもわくわくするような本をたくさん紹介していただき、とても印象に残りました。

□読み聞かせへの情熱を感じる講演でした。読み聞かせした経験を踏まえて臨場感あるお話で、児童の様子が思い浮かびました。
知らない性教育に関する本もたくさん紹介してくださり勉強になりました。

□包括的性教育のための本をたくさん紹介していただき、ありがとうございました。
子どもたちの中に自然と人権意識を育むために、絵本は本当に良いなと思いました。
絵本の良さはわかっているのですが、たくさんの絵本の中から選ぶことは本当に難しいので、今回ご紹介いただいてとてもありがたかったです。
ぜひ、いただいたリストを活用させていただき、子どもたちに絵本を読み聞かせする機会を作りたいなと思いました。

□実際に子ども達に読み聞かせを行った際の反応なども教えていただきながら、お勧めの本をご紹介いただき、子ども達の姿が目に浮かぶようでした。
ご紹介いただいた本を、自校でも購入していただき、保健指導を兼ねながら、学級指導や保健室での個別の指導に読み聞かせを取り入れられたら良いと思いました。

□読み聞かせ前の”つかみ”のことばも伺うことができて、参考にさせていただきたいと思いました。

□「読み聞かせ」のお話を初めて聞きました。
多くの絵本を実際にご紹介いただき、とても良かったです。
リストにしていただけたのもありがたかったです。
間の取り方や読み方で、聞き手の入り方が違うことを体感しました。
指導する教材探しに、動画に目がいきがちですが、絵本は感じる世界が広がるな、と思ったので、自分でもリストを参考にまず絵本を手にとってみたいと思いました。

□養護教諭として性教育をしたい時も、自分で説明するには難しい内容があります。
それを物語の、いち要素として児童生徒に触れてもらうことができる絵本の素晴らしさを感じました。
どの絵本でも、導入に読むか、授業の最後に読むかによって子供たちの感じ方も変わるだろうなと思ったら、より絵本を活用する性教育をやってみたくなりました。

静岡県三島市でのお仕事

ありがたいことに、三島市には重ねてのご縁をいただいています。

「学びと心をつなぐ読み聞かせ研修」三島市の幼稚園・小学校・中学校の先生へ

【報告】三島市立北小学校5年生に絵本の授業「年長さんに絵本を読んでみよう」

静岡県三島市立図書館主催 読み聞かせボランティアさん向け講座

【報告】「絵本のまち三島」図書館司書研修

【報告】「絵本のまち三島」小学3年生に絵本の授業


今回も
こんな素敵にご紹介くださいました

性教育絵本のリストについて喋る会

せっかくリストを作成しましたので、このリストについて喋る会を開催しました。
アーカイブ配信あります。
もし、ご興味ありましたら。

【アーカイブ】 保健室の先生におすすめした 性教育絵本リストについて喋る会



性教育絵本のリストについては、今後も随時、更新していく必要を感じています。




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