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せっかく読んでも聞いてくれない
ママたちからよくいただくご質問です。
「せっかく読んでも聞いてくれない
どうすればいいですか?」
わたしの考えです。
読み続けたかったら
読み続けたらいいし
読みたくなかったら
読むのをやめたらいい。
そもそも
「聞いてくれない」
というのは
どのような状況なのか
逆に
どういう状況が
「聞いている」
なのかということを
考えてみたいです。
お子さんが
「読んで」と絵本を持ってきたから
お膝に抱っこして読もうとすると
立ち上がって
どこかへ行ってしまう。
絵本を見ていない
のは
よくあることだと思います。
それは
「聞いていない」のでしょうか?
耳は聞いている、場合もあると思います。
絵は見ないで
ママの読んでくれる声で
体を動かしたくなる、ということなのかもしれません。
体を動かしながら、絵本を聞きたいタイプの人なのかもしれません。
もしかしたら、
お気に入りの
「言葉」だけを待っている、ということなのかもしれません。
だから
「聞いていない」というわけではないかもしれません。
お膝に抱っこで
しっかりと絵を見て
しっとりと耳を傾ける姿だけを
「聞いている」
としなくても
いいのかなと思います。
あと
考えられるのは
「読んで」と絵本を渡す遊び
をしている可能性。
ひたすら
次々に
「読んで」「読んで」「読んで」と
絵本を渡す遊びなんだとしたら
受け取るだけでオッケー。
もう一つ、
絵本の中の言葉を
声に出すことは
「気持ちのいいこと」
と
感じてみてはいかがでしょう。
子どものために「読んでやってる」「聞かせてやってる」
のではなく
わたしのために、
気持ちのいい言葉を、
美しい日本語を、
日常生活では使わない言葉を
わたしの口から発する。
その言葉は
わたしの「耳」も聞いている。
そんなふうに思えたら
例え、お子さんがお膝に座っていなくても
立ち上がって
どこかに行ってしまっても
読み続けたらいいと思いませんか。
とは言え、
お家ではやらなければならない
たくさんのミッションが次から次へとありますから
読むのをやめてもいい。
どちらでも
好きにしたらいいと思います。
絵本の読み聞かせは
生活の一部ですから
こうでなければならない
こうすべき
ということはありません。
ただ、
「耳は聞いているかもしれない」
「絵本の言葉を口に出していうのは気持ちがいい」
この二つの考え方を
取り入れてみるのは
おすすめです。
お子さんが、お膝に戻ってくるかもしれません。
そうしたら、
内心、ガッツポーズをするでしょう。