Blog ブログ
- CATEGORY
【報告】つかはらちびっこ共育園保護者会様 家庭教育学級
保育参観日に合わせて実施される家庭教育学級の講師として登壇いたしました。
演題は「簡単にできる絵本の読み聞かせ講座」でした。
平日開催にも関わらず、70名以上の保護者にご参加いただきました。
講演会のあと、0歳、1歳、2歳の乳児組のお子さんを保護者がお膝に抱っこして、15分の読み聞かせ会。
入れ替わって、3歳、4歳、5歳の幼児組のお子さんを保護者がお膝に抱っこして、25分の読み聞かせ会の時間をいただきました。
また、たくさんのご感想もお寄せいただきました。
それぞれについて、書き記しておきたいと思います。
目次
1 講演
保護者参観日には、親子で登園してそのまま、家庭教育学級にご参加いただくので、開始時間は午前9時からでした。
いつもは、90分、もしくは、120分のお時間をいただいてお話している内容を、正味50分でお話しました。
キュッとコンパクトにまとめて、大事な要点を、優先順位をつけてお話しするよう心がけました。
わたしは、いつも講演会では、どんなに広い会場でも、問いかけを多めに皆さんの声を拾いながら、お話ししています。
絵本の「絵」を読んで、感じたことや気づいたことなどを、お近くの方と話し合っていただく時間をとりました。
とても盛り上がって、楽しそうにされていました。
聞けば、保護者同士の交流も、コロナ禍でかなり制限されていたそうです。
せっかくの保育参観ですので、このような分かち合いの時間を、もう少し多めにとってもよかったかもしれません。
広い保育室に、70名以上の保護者の皆様が、ある程度の間隔を空けて、体育座りでご参加くださいました。
後ろの方は、遠くて絵本が見えづらかったと思います。
ホールなどでも講演会の場合は、拡大投影して絵本を見ていただく場合もありますが、いつもの保育室での講演会であることと、タイトな時間配分でしたので、会場設営は最小限にさせていただきました。
家庭教育学級の役員さんが、立派な横断幕をご用意くださいました。
持って帰って、また、使いたいくらいでした。
2 乳児組の園児と保護者様への読み聞かせ
つかはらちびっこ共育園様には、月に1度、読み聞かせにお邪魔しています。
いつもは園児さんと保育士さんに絵本を読んでいますが、お父様、お母様のお膝に抱っこされて、絵本を聞いてもらうのは初めてでした。
0歳、1歳、2歳の乳児さんたちが、お父様、お母様の元へ一直線に駆け寄る姿は、本当にかわいかったです。
園児さんに読んでいる絵本をいつものように読みましたが、絵本のあとに、保護者の皆様向けに読み聞かせのワンポイントアドバイスを交えながら進めました。
園児さんには「少し、お話してもいいですか?」と了解を得ました。
五感を働かせること、絵本の中にある言葉、「選ぶ」こと、絵本は何歳になっても楽しめること、絵を読むこと、などについてお話しました。
読んだ絵本はこちらです
さわらせて
みやまつともみ
アリス館
しろくまちゃんのほっとけーき
わかやまけん
こぐま社
あめぽったん
ひろかわさえこ
アリス館
くだもの
平山和子
福音館書店
こっちとこっちどっち
きたやまようこ
あすなろ書房
3 幼児組の園児と保護者様への読み聞かせ
乳児組の園児さんと入れ替わりで、3歳、4歳、5歳の幼児組の園児さんとその保護者様に、25分ほど、絵本の読み聞かせをさせていただきました。
科学絵本の良いところ、子どもと自分を勇気づける言葉のお守りの話、園児さんに人気のある絵本、同じ絵本を何度も面白がれること、など、ワンポイントアドバイスを合間に交えながら読みました。
短い講演会の時間内では、お伝えしきれなかった、読み聞かせの面白さについて、少しでも感じていただける時間となっていたらいいなと思います。
読んだ絵本はこちらです
およぐ
なかのひろたか
福音館書店
こんにちはいぬ
きたやまようこ
あかね書房
はじめてのおるすばん
しみずみちを
山本まつ子
岩崎書店
おおきなかぶ
トルストイ再話
内田莉莎子訳
佐藤忠良
福音館書店
あーんあん
せなけいこ
福音館書店
いただいたご感想
□絵本の読み聞かせ講演と聞いて
はじめは「今さら何を学ぶんだろうか」
なーんて思ってしまいましたが、
テクニックとかではなく根本的な大切な事を改めて教えていただきました。
うちは、7歳離れた末っ子なので、かみしめるように子育てをしていて、上甲先生のほぼ手の離れた憂いに満ちたお話に涙が止まらなくなりました。
もはや他の事を考えないといられないくらい!笑
素晴らしいママ先輩のお話で全パパ、ママにきいてほしい!と思いました。
目には見えないけど自信になる
本当にそうだなと、思いました。
□子どもが興味をもってくれる読み方(コツ)があるのかなと思いなから参加させて頂きましたが、読み方以前に絵本を読む時間、環境をつくる事から始めるとあたりまえの事ができてなかったと痛感し、毎日絵本を読む習慣をつくっていこうと思いました。
□出産前に先生のお話を聞いていたらもっと今まで良い読み聞かせができたかもと思いました。育児のお話は今の私が共感できることがありました。
絵本と子供が触れ合うことで、どのように感じているか真剣に考えることがありませんでしたが、お話を聞いて、これからの読み聞かせが楽しくなりそうです。
□これまでどちらかというと文字を読むという作業的な感覚で絵本を読み聞かせていたなぁ
と反省。
「読んで〜!」「ちょっと待ってね」のやりとりもよくありました。先生のお話の中で「はい!喜んで!!」と返そうと知った時は本当に衝撃的でした!!
読む方も聞く方もお互いに気持ちよく、そして楽しい時間になる魔法のコトバだなと思いました!
□何度も同じ本を「読んで」という子どもに対して、いろいろな本を読ませた方が良いのではないかと考えていましたが、先生のお話を聞いて気が楽になりました。
□上甲さんの講演会の日の夜、さっそく子供に「絵本を読もう、好きなのもっといで」と声をかけてみました。
その時の子供のうれしそうな顔が忘れられません。
今すぐにでも子供に絵本を読んであげたい!と思えるステキな講演会です。
□朝の忙しい支度の時間に、予供へ向かって「早く!」「何度言ったら分かるの?」
と言ってしまっていたという先生のエピソードにギクリとさせられ、その後の話は姿勢を正して拝聴する事となりました笑
「絵本を読む以前の心樽え」の話は大変印象に残りました。
□一番印象に残ったのは「はい!よろこんで!」です。
そのことば1つで子どもも、私自身もその時間を前向きにすごせると思います。
絵本を一緒に読む時間の尊さを感じました。
息子も読みたいだけではなく“一緒にいたい”を表現しているのかな、と改めて感じる機会となりました。
またいろんな絵本の世界を共有していきたいです。
□色々なところで「絵本の読み聞かせ」は良いよとは聞いていましたが、今までは、いまいち何が正解で、どう良いのか分かりませんでした。
でも今日お話を聞かせて頂いてそういうことか!と分かった気がします。
子供の為にも自分の為にも「はい!喜んで!」を合言葉にしたいと思います。
(当日に早速言ったら、「ママ、おもしろーい!」と言われました。)
あと子供と落ち着いて向き合う時間を意識的に作りたいなと思いました。
今日上甲さんのお話が聞けて本当に良かったです。
□上甲先生のとてもためになるお話が開けて、本当に感動しました!!
読み聞かせのお話ということで、「この絵本はこう読む」等、難しい話なのかな?と思っていましたが、それ以前の親としての心機えを聞けて、納得することばかりでした。
こちらの都合ばかりで押しつけて子どもからの要望をあまり聞けてない自分を反省しました。
□「はい!喜んで」魔法の言葉だと思いました。
早速絵本以外でも使ってみました。
「ママーこっち来て一」「はい!喜んで!!」
「ママーみて一」「はい!喜んで!」
「ママーギューして」「はい!喜んで!」
どれも今ですか!?のタイミングでしたが「はい!喜んで」と返事をしていると楽しくなってくる自分がいました。
最近は、絵本よりも、文字小説を読むことが多くなっていました。
それは少しでも頭の良い子にという親の陰謀と、絵本を読んでいると母が眠くなってしまうからです。
寝てしまう日は、娘が一人で絵本を読み電気を消してくれます。
講演会で読んで下さった絵本は娘が小さい時に何度も読んだ絵本で、その日の夜リクエストが有りました。
処分する予定の本の山から探しだし、読ませると、次から次とこれも、これもと年少の時に読んだ絵本を持ってきました。
合計 6冊程眠くならずに読めました。
娘に絵本を読んであげているこの時間が愛おしく感じ、沢山読んであげたくなりました。
娘より先に寝てしまう母なので、朝絵本始めてみます!!
それと、処分する予定だった絵本を、本棚に戻してみようと思います。
保育園・幼稚園の家庭教育学級でのご依頼お待ちしております
料金等について
1回90〜120分 5万円〜(交通費別)(遠方の場合は宿泊費等)
パワーポイント等は使用しません
会場が広い場合は、マイクのご用意をいただけると助かります。
60分講演、その後、各クラスにて読み聞かせ実演、など
ご相談に応じます。
※個人で主催を希望される方は、ご予算等、ご相談ください。