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小学6年生のクラスに
絵本を読みに行ってきました。

始まるまで
廊下に貼り出されていた
彼らの描いた「絵」を見て待ってました。

学校の中の、自分の好きなところを選んで描いたのかな。

すごく好きな感じの絵を描く子が数人。

図書室の本の背を
ちょっと雑な感じで
カラフルに絵の具で色をつけている絵

グラウンドの１箇所だと思うんだけど
木の葉っぱの1枚1枚かすれる感じで
描いている絵

校舎を外から見上げているのかな、
定規で引いたようにまっすぐな線で
描いている絵

夕日に染まる渡り廊下を
紫で描いている絵も
よかったな〜

いいな〜
と
つぶやきながら
待っていたら
男の子が一人
近づいてきたので

「いいねえ」
「君の絵はどれ？」と聞いたら

「これ」と
指差すのは

例の木の葉っぱを1枚1枚描いている絵。

「おおお〜。この葉っぱがいいねえ。
これ、どこ？」

と聞くと
「あそこ」と
グラウンドの一角を指差し
教えてくれました。

そっか〜
いいな〜。

というわけで
読み聞かせの時間が始まりました。

こちらの小学校で
読み聞かせボランティアに
与えられている時間は
10分です。

「皆さん、聞くところによると
今年はプールの授業があるそうですね。

2年ぶり？
3年ぶり？

3年生以来？」

「違うよ、2年生で最後だった」

「そっか！
みんなはもう泳げる？

ちなみに、わたしはずっと泳げなかったよ」

ここのところ、激しく
リピートして
読んでいる
この絵本

およぐ
なかのひろたか
福音館書店

「まだ、読んでも大丈夫ですか？

えっと、じゃあ
どれにしようかな？

可愛いのと
面白いの
どっちがいいですか？」

「面白いの！」

「じゃあ、こちらを読みます」

かぜがつよいひ
昼田弥子　作
シゲリカツヒコ　絵
くもん出版

（くすくす、笑い声がひっそりと聞こえる）
（笑うの我慢してるのかな？）

「まだ、読んでも大丈夫ですか？

じゃあ、可愛い方も読んじゃおう

この絵本、知ってる人いますか？」

さっきの男の子が
シャキッと手を挙げてくれました。

どんどこももんちゃん
とよたかずひこ
童心社

（くすっと笑い声が）

あと、2分くらいあったみたいだけど
もう終わりな雰囲気だったので

「ありがとうございました」

と帰ってきました。

6年生も
かわいかったな〜。

目次

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