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【報告】南房総市図書館様 絵本セラピー

片道4時間ちょっと 行き帰りの電車内用に2冊の単行本を持参しました。
1冊は、読み終わり、もう1冊は、まだ苦戦している最中なのですが
ほんのちょっとだけご紹介したいです。できるかな。

プルーストとイカ 読書は脳をどのように変えるのか?
(メアリアン・ウルフ 小松淳子訳 インターシフト)

この本によると、ソクラテスは、書き言葉の普及を非難したそうです。
かつて、ヒトは、話す言葉で伝えること。
それがコミュニケーションの手段だった。
その後、音で伝えていたものを書き言葉・文字で、残す方法をヒトは生み出した。

だからこそ、わたしは1000年も前の人の日記や物語を読むことができる。
いいことじゃん。

でも、ソクラテスは
書き言葉を
「社会に深刻な危険をもたらすもの」と感じていた。
なんででしょう。
いくつか理由があるのですがここを引用します。

(以下引用)
ソクラテスは、書き留められた言葉の”死んだ会話”とは違って、話し言葉、つまり”生きている言葉”は、意味、音、旋律、強勢、抑揚およびリズムに満ちた、吟味と対話によって一枚ずつ皮をはぐように明らかにしていくことのできる動的実体であると考えた。
それに反して、書き留められた言葉は反論を許さない。
書かれた文章の柔軟性に欠ける沈黙は、ソクラテスが教育の核心と考えていた対話のプロセスを死すべき運命へと追いやったのである。
(引用ここまで)

書き言葉が”死んだ会話”だとはわたしは思わないです。
書き言葉だって、生き生きと、意味、音、旋律やリズムに満ちたものもあると思います。

だけどやっぱり、書き言葉を音に変えたとき、”生きた言葉”になる。

そして、その人の中から自然に出てきた言葉は もっと”生きた言葉”になる。

それを受け取ってくれる人がいると もっともっと”生きた言葉”になる。

それは、先日の絵本セラピーで体感しました。



千葉県南房総市図書館様にて
秋の読書週間の一環として
20名の方に大人のための絵本セラピーを体験していただきました。
読み聞かせボランティアとして、ベテランの方が多かったのではないかと思います。
おそらくほぼ全員の方が、初めての絵本セラピーだったと思います。

わたしが絵本のテキストを音にすることで、
リズムや勢いや強弱や想いや願いやなんやかやが
どうしたって生まれてしまう。

わたしは問いかけ
皆様はその答えを同じテーブルに座る人たちに渡す。
すると、受け取ってくれて
またその人のなんやかやを
返してくれる。

最初は静かに座っていた皆様が
どんどんどんどん、
血行が良くなる
ほおを染めていく
心をひらいていく
言葉をひらいていく
からだをひらいていく

そんな場の空気をわたしは感じていました。
”生きた言葉”って
こういうのかもしれないなと思いました。

たった90分で何がどう変わるとか
そういうことではないとはわかっているつもりです。

「わたしはもうずっと何年も前から、大人対象の絵本の読み聞かせをしてほしいと要望していたの。願いが叶って、本当に嬉しい」
「大人になって絵本を読んでもらうっていいわね」
「初めて会った人とこんなに仲良くなれるなんて思わなかった」
「ことばがひらかれるようだった」
「あなた、すごく上手ね」

終わってから参加者の皆様に口々に言われました。
嬉しかったです。


絵本セラピーのご依頼、お待ちしています。




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