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子どもにダメ出しばかりしてしまう人におすすめ絵本→『ガンピーさんのふなあそび』
『ガンピーさんのふなあそび』
(ジョン・バーニンガム 作 光吉夏弥 訳 ほるぷ出版 1976年9月初版)
2024年4月、絵本の授業のご依頼をいただいた高校の図書室に授業後、寄らせてもらいました。
図書委員の生徒と司書さんで町の本屋さんに赴き、図書委員が図書室に入れたい本を選んで購入するそうです。
小さな絵本屋さんに行ったとき、高校生たちがこの絵本を読んでもらったそうです。
図書室にもありました。
司書さんと「いいよね〜ガンピーさん」という話をしたので、久しぶりにわたしも読みたいと思いました。
さっそく、2024年5月、循環するお庭(と勝手に呼んでいる個人のお宅のお庭)でシニアの皆さんと読みました。
「次は、こちらを読みたいと思います」と表紙を見せたら、循環するお庭のオーナーさんが、「わ〜い」と手をパチパチして喜んでくださるので、嬉しくなってしまいました。
「これは ガンピーさんです。」と始まります。
次のページをめくると
「ガンピーさんは ふねを いっそう もっていました。
いえは かわの そばに ありました。」
という言葉があります。
見開きの左側のページはモノクロの細い線画で、右側のページはカラーです。
ここには緑色の家と目の前の川に浮かべた舟に立ち乗りしているガンピーさんが描かれています。
ここだけでもう「いいなあ〜」って憧れます。
「いいなあ〜」という場面が、ラストにもう1箇所登場します。
ガンピーさんの舟に、みんな乗りたがります。
そうですよねえ。
「いっしょに つれてって」と頼まれたら、ガンピーさんは決して、拒否しません。
必ず「いいとも」と答えます。
大人に子どもが何かを頼んで
「いいとも」とこんなに繰り返し、拒絶なし、否定なしで受け入れてもらえるなんてことが現実には、ないでしょう。
「いいとも」と言うのはタモリさんとガンピーさんくらいじゃないでしょうか。
この絵本を読めば、わたしもあなたも「いいとも」と繰り返し、子どもの耳に届けることができます。
必ずガンピーさんはやってはいけない注意事項を伝えます。
「けんかさえ しなけりゃね」
「どしんどしん あるきまわるんじゃないよ」など。
頼む→受け入れる→してはいけない注意事項を伝える。
これが繰り返されます。
そうして、ガンピーさんの舟にどんどん乗り込んできます。
読み手も聞き手も
ドキドキ緊張感が高まっていきます。
そしてその緊張感が高まったとき、
ついに、ガンピーさんのしてはいけない注意事項が
すべて、されてしまう。
そして、やっぱり!!
予想通りのことが起きる。
けれど、それはきっと
想定内だったんでしょう。
だってみんな、そんなに慌ててない感じがします(笑)
はいきた! みたいな?
うちの長男は、「やっちゃダメと言うからやるんだよ」と言ってました。
約束を守れなかったのに、ガンピーさんは怒らないんですよね。
みんなで
お茶をいただく見開きの場面で、再び
「いいなあ〜」と言ってしまいます。
循環するお庭のシニアの皆さんはこの場面で拍手をしてました。
こんな夢のようなお話があるのかしら。
ふなあそび という遊びをした記憶がないから余計に憧れが増します。
原題『MR GUMPY’S OUTING』
1970年イギリスで出版されました。
「OUTING」(アウティング)とは、外出、お出かけ、お散歩なんですね。
これを光吉さんは「ふなあそび」と日本語に訳されたのが実にいい。
他にシリーズで、
『ガンピーさんのドライブ』(ジョン・バーニンガム 作 光吉夏弥 訳 ほるぷ出版)
『ガンピーさんのサイ』(谷川俊太郎訳 BL出版)があります。
わたしはまだちゃんと読んだことがないので、読んでみようと思います。
#主観と本音で絵本を喋る
#読んでみたいと思ってもらいたい
#ほぼ毎日絵本紹介ライブ
#上甲の絵本紹介ライブ
↓
インスタグラムで『ガンピーさんのふなあそび』について喋ってます
(ジョン・バーニンガム 作 光吉夏弥 訳 ほるぷ出版 1976年9月初版)
2024年4月、絵本の授業のご依頼をいただいた高校の図書室に授業後、寄らせてもらいました。
図書委員の生徒と司書さんで町の本屋さんに赴き、図書委員が図書室に入れたい本を選んで購入するそうです。
小さな絵本屋さんに行ったとき、高校生たちがこの絵本を読んでもらったそうです。
図書室にもありました。
司書さんと「いいよね〜ガンピーさん」という話をしたので、久しぶりにわたしも読みたいと思いました。
さっそく、2024年5月、循環するお庭(と勝手に呼んでいる個人のお宅のお庭)でシニアの皆さんと読みました。
「次は、こちらを読みたいと思います」と表紙を見せたら、循環するお庭のオーナーさんが、「わ〜い」と手をパチパチして喜んでくださるので、嬉しくなってしまいました。
「これは ガンピーさんです。」と始まります。
次のページをめくると
「ガンピーさんは ふねを いっそう もっていました。
いえは かわの そばに ありました。」
という言葉があります。
見開きの左側のページはモノクロの細い線画で、右側のページはカラーです。
ここには緑色の家と目の前の川に浮かべた舟に立ち乗りしているガンピーさんが描かれています。
ここだけでもう「いいなあ〜」って憧れます。
「いいなあ〜」という場面が、ラストにもう1箇所登場します。
ガンピーさんの舟に、みんな乗りたがります。
そうですよねえ。
「いっしょに つれてって」と頼まれたら、ガンピーさんは決して、拒否しません。
必ず「いいとも」と答えます。
大人に子どもが何かを頼んで
「いいとも」とこんなに繰り返し、拒絶なし、否定なしで受け入れてもらえるなんてことが現実には、ないでしょう。
「いいとも」と言うのはタモリさんとガンピーさんくらいじゃないでしょうか。
この絵本を読めば、わたしもあなたも「いいとも」と繰り返し、子どもの耳に届けることができます。
必ずガンピーさんはやってはいけない注意事項を伝えます。
「けんかさえ しなけりゃね」
「どしんどしん あるきまわるんじゃないよ」など。
頼む→受け入れる→してはいけない注意事項を伝える。
これが繰り返されます。
そうして、ガンピーさんの舟にどんどん乗り込んできます。
読み手も聞き手も
ドキドキ緊張感が高まっていきます。
そしてその緊張感が高まったとき、
ついに、ガンピーさんのしてはいけない注意事項が
すべて、されてしまう。
そして、やっぱり!!
予想通りのことが起きる。
けれど、それはきっと
想定内だったんでしょう。
だってみんな、そんなに慌ててない感じがします(笑)
はいきた! みたいな?
うちの長男は、「やっちゃダメと言うからやるんだよ」と言ってました。
約束を守れなかったのに、ガンピーさんは怒らないんですよね。
みんなで
お茶をいただく見開きの場面で、再び
「いいなあ〜」と言ってしまいます。
循環するお庭のシニアの皆さんはこの場面で拍手をしてました。
こんな夢のようなお話があるのかしら。
ふなあそび という遊びをした記憶がないから余計に憧れが増します。
原題『MR GUMPY’S OUTING』
1970年イギリスで出版されました。
「OUTING」(アウティング)とは、外出、お出かけ、お散歩なんですね。
これを光吉さんは「ふなあそび」と日本語に訳されたのが実にいい。
他にシリーズで、
『ガンピーさんのドライブ』(ジョン・バーニンガム 作 光吉夏弥 訳 ほるぷ出版)
『ガンピーさんのサイ』(谷川俊太郎訳 BL出版)があります。
わたしはまだちゃんと読んだことがないので、読んでみようと思います。
#主観と本音で絵本を喋る
#読んでみたいと思ってもらいたい
#ほぼ毎日絵本紹介ライブ
#上甲の絵本紹介ライブ
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インスタグラムで『ガンピーさんのふなあそび』について喋ってます