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小学6年生に読んだ ヴィレッジヴァンガードっぽい絵本? レゴっぽい絵本? 『しんかんせん!』

しんかんせん!
(ぶん 穂村弘 え 長谷川朗 くもん出版 2020年11月)


シンボルマークとかロゴとかシンボルとかデザインとか、そういうものに近しい絵本なのかもしれません。
そう見ようと思えば、見えなくも、ない。

黄色、水色、赤の細い横線の集合が
「ホームに滑り込んできた新幹線」と言われたら、そのように見えてくる。

黒い丸を縦に4つ重ねたものが「不安な気持ちのときの通りすがりの他人」に見えてくる。

カラフルないろんな形が
「ホッとあんしんしたときの駅の様子」に、見えなくも、ない。

今までにない絵本体験を味わえる1冊です。

最初見たとき、正直(失敗したかな)と思いました。
作者名に「穂村弘」とあるので、中身も見ないで購入を即決したのです。
「間違いなくいい」と判断して。
今までの「穂村弘」作の絵本が突出してよかったので。

でも、この絵本は、わたしはよくわかりませんでした。
こちらにも書きました↓
「買っちゃったけどイマイチだったな〜」と思っていた絵本

絵を描いた「長谷川朗」さんのお名前は、初めて拝見しました。
今までにないタイプの絵本であることはわかったのですが、奇抜さを狙っただけの絵本なのかなと、そしてそういう絵本はあまり好みではないので、違ったかなと思っていました。

保育園で読んでみました。

そうしたら、たくさんツッコミを入れながら、面白がってくれたんですね。
「しんかんせんの絵本、持ってきた?」と毎回、リクエストされるほどに。

あんまりリクエストされるから、再び、保育園に持っていったら(そんなに?)って驚くほど、絶叫して喜んでくれました。
スッとこの世界観に入っていけちゃうんですね。
2場面目は「速い〜」と、ちゃんと「速さ」を感じてました。
絵本で「速さ」を描くってすごく難しいと思うんです。


小学6年生のクラスでも読んでみました。
ツッコミは入りませんでしたが、ニヤニヤしながら、聞いてくれていたように感じました。

絵を描いた長谷川朗さんは、あのヴィレッジヴァンガードのやり手の店長さん、なんだそうです。(今はもっと偉い人なのかな)
不思議な髪型の方です。

絵本の折り込みチラシによると、家にレゴがどんどん増えているそうです。
(以下引用)
決まったパーツを組み合わせて形を作っていくというのは、絵の修行になっているはずだ
(引用ここまで)

確かに、ちょっとレゴっぽい絵かもしれません。

ほぼ日にあった長谷川さんへのインタビュー記事が面白かったのでご紹介したいです。

(以下引用)

ハリーポッターの登場人物に
「ロン」っていますよね。
ロンがプリントされたTシャツを売って、
こんなPOPをつけました。

「ロンのロンT」

(引用ここまで)

ヴィレッジヴァンガードって、独自の棚づくりが、すごく魅力的です。

一つの棚にある雑貨と本とPOPの組み合わせの妙とか、つい、目について買いたくなってしまいます。

この絵本は、ヴィレッジヴァンガードっぽい絵本とも言えるかもしれません。

歌人である穂村弘さんの言葉に、突き抜けたセンスと独自のアイディアで長谷川さんが絵を合わせていく。

ヴィレッジヴァンガードっぽい、今までの絵本では見たことがない異世界を、若い人ほど、感覚的に面白がれる。
みずみずしい感性で、受け取ることができる。
年齢を重ねるほど、ピンとこない。ついていけない。わたしのように。
そんな絵本なのかもしれません。
だから、わからないからと恐れずに、読んでみたらいいんだと思いました。

「しんかんせん!」って読みます。
びっくりマーク! ついていますからね。


製本の関係か、絵本の画面がパタンと開きにくいので、大勢の前で読む場合は、折り癖を読む直前にも念入りに入れたほうがいいかもしれません。

しんかんせん!
(ぶん 穂村弘 え 長谷川朗 くもん出版 2020年11月)


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