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小学生にクイズ形式でご紹介したい『世界で一番美しい人体図鑑』『BODY世にも美しい人体図鑑』

神奈川県立生命の星・地球博物館に行ったとき、図書室に寄りました。
そこに面白そうな人体図鑑があり、読みたいなと思って、最寄りの図書館に検索をかけたら同じものはなかったのですが、似ているタイトルの2冊の図鑑を借りてきたら面白かったのでご紹介したいです。

誰もが持っているものだけど、まじまじと取り出して見ることがほとんどできない、体の中身。
それを、いろんな切り口でわかりやすく、それぞれ1冊の美しい図鑑にしてくれています。

この2冊の図鑑を小脇に抱えて、小学校高学年のクラスに、クイズ形式で紹介したら楽しそう。
全部はもちろん読めないけど、自分の体に興味を持つきっかけとして、すごくいい図鑑だなと思いました。

最初にご紹介する人体図鑑は、情報量は抑え目。
立体的なイラストと透明なフィルムページを重ねることで、筋肉を外す、骨を外す、重ねるとこうなる、ということが視覚的にわかりやすいのが特徴。
また、クローズアップした皮膚や血管や神経の図なども見応えがあります。
テキスト量が詰め込み過ぎてなくて、読みやすい。

世界で一番美しい人体図鑑
(奈良信雄 監訳 三村明子 訳者 エクスナレッジ 2011年7月)


HPより以下引用
美しいグラフィックを豊富に使って、頭からつま先まで、全身の器官とその仕組みを丁寧に解説した図鑑です。
両面に印刷されたフィルムシートによる解説ページでは、器官の位置や裏側など、複雑な人体の構造が驚くほど簡単に理解できます。
(引用ここまで)

わたしがすごいなと思ったのは「心臓」です。

(以下引用)
心臓は1日に約10万回拍動する。
(中略)
右心室は全身から戻ってきた血液を肺へ送り出す。
左心室は肺で酸素を豊富に含んだ血液を全身へ送り出す。
心臓の働きによって血液は毎日24時間ずっと全身を循環している。
(引用ここまで)

生まれてから死ぬまで1日10万回、ずっと動き続けているわけですよね。
わたしの心臓、すごいわ。

小さい枠に囲まれた耳寄り情報も興味深いです。
(以下引用)
・人体を流れる血液の量は4.5ℓを超える。血液細胞が心臓を出てから戻ってくるまでの時間は、わずか20秒ほどである。

・人体はおよそ100兆個の小さな細胞からできている。この文章を読んでいる瞬間にも約5000万個の細胞が死滅し、新しい細胞と入れ替わっているのだ!

・耳と鼻は一生成長し続ける!

・大人の身体中の神経をつなぐと約75kmにもなる。
(引用ここまで)

瞬間で5000万個もの細胞が入れ替わっているのなら、
もう、朝の「わたし」と夜の「わたし」は、「細胞的には別の人」と言ってもいい気がします。

 
もう1冊はこちらです。
BODY 世にも美しい人体図鑑
(スティーブ・パーカー 文 アンドリュー・ベイカー 絵 千葉啓恵 訳 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2018年12月)


 

子どもにクイズを出しながら、紹介したら楽しいかもしれません。

「脳の60%は何でしょう?」

水 なんだそうです。

「すごい筋肉選手権」でクイズを出すのも面白いかもしれません。

「最も速く収縮する筋肉 はなんでしょう?」

答え→外眼筋(がいがんきん)
眼球の側面と背面の周囲にある筋肉で、眼球を回し、向きを変えるそうです。

「最もよく曲がる筋肉 はなんでしょう?」

答え→上縦舌筋(じょうじゅうぜつきん)
12個ある舌の筋肉だそうです。

「大きさに対して最も強力な筋肉はなんでしょう?」

答え→咬筋(こうきん)
顔と頭の側面にある咀嚼する筋肉だそうです。

こちらも興味深いです。

(以下抜粋引用)
短命な細胞から
長寿な細胞まで

細胞の寿命

1日
頬の内側を覆う上皮細胞

10日〜20日
目の網膜細胞

22,000日(60年)
記憶細胞
何かに感染した後、少数のメモリーT細胞とB細胞が何年も、何十年も体を循環し、同じ病気と再び闘うときに備えている。

30,000日(80年)
脳のニューロン
数千個のシナプス(接合部位)を持つとてつもなく複雑な構造のため、脳のニューロンはほとんど一生長持ちする。
(引用ここまで)

なんだか、すごいと思いませんか?
細胞によって、こんなに寿命が違うなんて。

出版社HPより以下引用
全ページフルカラー・総イラスト仕様!
豪華100のインフォグラフィックが
人体の神秘を解き明かす!

すべての人にとって最も身近でありながら
最も謎多き存在、それが人体。

たとえばあなたが、次のようなことを誰かに聞かれたら、
どう答えるか考えてみよう。

「人体で最も多くエネルギーを消費しているのはどの器官?」
「人体に最小限必要な骨の数はどのくらい?」
「目が光源に反応してから脳が認識するまでにはどれくらいかかる?」

本書は、こうした細かいけれど大切なことを、インフォグラフィックで誰もが楽しく、直感的に理解できるようにしたもの。

予備知識は一切不要。必要なのは、子どものような好奇心と、真理を知ろうとする心だけ。
(引用ここまで)

「インフォグラフィック」とは、情報と知識を組み合わせて図式化したもののことだそうです。
デザインが工夫されつつすっきりしていて、視覚的に理解しやすいです。

ちなみに、生命の星・地球博物館の図書室で、わたしが面白そうだと思ったのはこちらです。

美しい人体図鑑 ミクロの目で見る細胞の世界
(コリン・ソルター 奈良信雄 監修 三村明子 訳 ポプラ社 2014年11月)


HPより以下引用 
★細胞の驚きのすがたが満載!
人体を形づくる細胞ひとつひとつを、超高性能の顕微鏡で撮影した写真図鑑です。高精細で色鮮やかな画像を見るだけで、人体のさまざまな細胞への興味がかきたてられます。
 
(引用ここまで)

顕微鏡で撮影された写真が本当に美しくて驚きました。
こちらも探してもう一度読みたいです。

自分の体に興味を持つということは、自分の体を大切にしようとか、自分の体をリスペクトすることにつながるのではないかなと思います。

それが、大人の皆さんが大好きな「自己肯定感」のベースになるような気がします。

「俺の心臓、まぢ、すごいわ!」

 

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