Blog ブログ

体験入学受付中

HOME // ブログ // 一生懸命、真面目にコツコツがんばっている大人の皆さんにも、激しくおすすめ『たぷの里』

Blog ブログ

CATEGORY


おすすめ絵本

一生懸命、真面目にコツコツがんばっている大人の皆さんにも、激しくおすすめ『たぷの里』

たぷの里
(藤岡拓太郎 ナナロク社 2019年7月)


大好きな絵本。
裏表紙にある
「対象年齢 赤ちゃんから君まで」が秀逸。

一生懸命、真面目にコツコツがんばっている大人の皆さんにも、激しくおすすめ。
ガチガチに力が入っているときに、ゆっくりお風呂に入ったり、美味しいご飯を食べたり、たっぷり寝たりなど、リラックス、歩リフレッシュの方法はいろいろあるでしょう。
その中の一つに加えて欲しい『たぷの里』を。

表紙に描かれる、この美しいお相撲さん「たぷの里」が、おもむろに「たぷ」とその腹を頭に乗せてきます。
歩いている僕に。
一輪車に乗る僕たちに。
猫と戯れる僕に。
歯磨きをする僕に。
おもむろに。「今?」っていうタイミングで。常に無表情で。

最初は、呆気に取られてしまうんですけど、そのうち、このおかしさに気づいちゃうんです。
そして、笑ってしまう。

保育園や小学校で読むと、わたしが息を吸って、ページをめくるそのタイミングで、声をそろえてみんなで
「たぷ」と言ってくれます。
それが楽しくておかしい。

2024年5月27日付朝日新聞
「きみが生まれた日
ある朝突然、頭にたぷっ 
たぷの里×藤岡拓太郎さん」の記事がありました。

藤岡拓太郎さんは、ギャグ漫画や漫才やコントが好きなんだそうです。
マニアだけにウケる閉じた笑いではなく
(以下引用)
もっと、世代も国籍も超えて笑わせたい。「子供向け」ではなく、幼児から大人まで笑わせられるものを作りたいという気持ちが『たぷの里』を描く原動力になりました。
(引用ここまで)

確かに。
『たぷの里』は、日本語が母語でない人も笑っちゃうかもしれません。
少なくとも、年齢は超えます。
大人の人に読んだとき、ヒーヒーお腹を抱えて、涙を流して、転げ回るように笑ってくれました。

この絵本のイメージは、朝、布団の中でまどろんでいたときに、突然頭の中に浮かんだそうです。
そのときに描きとめた絵は、表紙の絵と同じなんだそうです。

平井書店さん、真鶴出版さんと一緒に作った「日々の絵本」というリーフレットでも『たぷの里』をご紹介させてもらいました。
【監修しました】平井書店発行リーフレット「日々の絵本」
いつもがんばっている人に、ぜひ、読んで欲しいです。



たぷの里
(藤岡拓太郎 ナナロク社 2019年7月)



#主観と本音で絵本を喋る
#読んでみたいと思ってもらいたい
#ほぼ毎日絵本紹介ライブ
#上甲の絵本紹介ライブ

インスタグラムでも『たぷの里』ご紹介しています


ブログ一覧