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夢中で遊んでいるときに、他人のことなんて気にしない 子どものリアル『ぼうしぼうしぼうし』

『ぼうしぼうしぼうし』
(神沢利子 作 岩村和朗 絵 佼成出版社 1978年9月初版) 


うさぎのモコは、お母さんに青いリボンを麦わら帽子につけてもらって、外に遊びに行きます。
リボンを顎の下で結んでいます。
遊んでいると、帽子をなくしたネズミとバッタに出会います。

「モコちゃん、どこかで みなかった?」と聞かれます。

よくある絵本だと、優しい主人公が、一緒になくしものを探してあげます。

ところが、モコは、
「ねずみの ぼうしなんか しらないや。
どっか とおくへ とんでったんだろ」
と言って、遊ぶことに夢中で、探してあげるなんてことはしません。

これが、リアル。

子どもは、夢中で遊んでいるときに、他人のことなんて気にしない。

モコは飛んだり跳ねたりしています。

わたしは、ここがいいなあと思います。

子どもってそういうところあるよねって思いました。

モコが遊んで家に帰ると、ネズミとバッタが探してた帽子がモコにくっついていました。

それを見つけたお母さんが、リボンをつけてくれました。

モコはリボンのついた帽子を大事にもって、走って届けます。
リボンを顎の下に結んで、モコとネズミとバッタはぴょんぴょん飛び跳ね一緒に遊びます。


「まずは自分を満たす」

その後、自分以外の人に優しくできる。
まずは、遊び切る。
それが子どもにとってはすごく大事なのかなと思いました。

買いにくい絵本になっているようですね。残念です。
みんなが買えるようになったらいいのに。

『ぼうしぼうしぼうし』
(神沢利子 作 岩村和朗 絵 佼成出版社 1978年9月初版) 

インスタグラムでも『ぼうしぼうしぼうし』ご紹介しています

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