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小学校中学年くらいからむちゃぶり 二人で読む絵本『ながいながいへびのはなし』 

ながいながいへびのはなし』 
(風木一人 文 高畠純 絵 小峰書店 2001年12月)


一番近くに座った人に、いきなりむちゃぶりする絵本です。

「あなたに、むちゃぶりします」と宣言した上で、読み始めます。

(以下引用)
どのくらい ながいかというと
それはもう たいへんなもので……
(引用ここまで)

「では、わたしが『あたま』を読みますから、あなたは『しっぽ』を読んでください、お願いします」

(以下引用)
あたまが まちにいても
しっぽは やまのなか
(引用ここまで)

絵本の見開きを横半分に区切って、上が「あたま」、下は「しっぽ」が描かれます。

二人で交互に読みます。

(以下引用)
あたまをみた おとこのこが
しっぽをみるときは おじいさん
(引用ここまで)


そうとう長いですよね。


途中で、あたまとしっぽは、お互いに相手のことを心配し始め、会いたくなります。

そこで、向きを変えて会いに行きます。

ラスト、ついに出会います。
このときは注意が必要です。
「しっぽ」の言葉の方が先、「あたま」は後です。

最後は、二人で声をそろえて
「げんきで よかった!」と言います。

これが楽しい。

しっぽ役をしてくれた人がなんだか自分の一部のような錯覚が起きます(大袈裟な)
最後はリアルにハグしたくなる衝動を抑えるのに必死です。

そんな楽しい読み方ができる絵本です。
ひらがなが読める年齢であれば、このむちゃぶりに応えてもらえます。
小学校中学年くらいからはむちゃぶりしちゃいます。
担任の先生にむちゃぶりするのもいいかもしれません。

もちろん、一人でしっぽとあたま、二役読んでも良いのですよ。


ながいながいへびのはなし』 
(風木一人 文 高畠純 絵 小峰書店 2001年12月)

インスタグラムでも『ながいながいへびのはなし』 ご紹介しています



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