Blog ブログ
- CATEGORY
「気持ち」と「それを表現すること」そして「それを伝えること」はリンクしているという大事なことを教えてくれる今こそ必要な絵本『あいうえおってどんなかお』
『あいうえおってどんなかお』
(今井和子 文 宮沢晴子 絵 アリス館 1994年2月)
保育園の乳児組(0歳、1歳、2歳)さんで読みました。
こんなふうに始まります。
この言葉を、なんとなくテンポよく、歌うように読みます。
この絵本は「うたあそびえほん③」とあります。
楽譜はありません。
だから、テキトーで大丈夫です。
「こんな かお」の部分は、絵で表現されていますが、つい、読み手も「こんな かお」をしてしまいます。
しなくてもいいのかもしれませんが、気づくとしてしまいます。
声も「こんな」声になっちゃいます。
すると、自然に聞き手も、そんな顔をしちゃいます。
強制はしていません。
乳児さんたちも、「こんな かお」をしてくれました。
うたあそび であり、顔あそび絵本でもあるのかもしれません。
よく「絵本は淡々と読むべし」という教えを聞きますが、そんな教えには逆らって、読んじゃいます。
もちろん、強制はしません。
幼ければ幼いほど、感情と表情は一致していることでしょう。
成長するに従って、感情と表情を一致させない術を身につけていきます。
社会生活を送るうえで、必要な術なのかもしれませんが、本来は、感情と表情は一致していた方が健康的だと言えるでしょう。
また、相手がこういう表情をしていたら、こういう感情なんだ、ということは、習わなくても自然にわかるようになることだったはずです。
ところが、会う人、会う人、マスクで顔半分を隠されていると、感情と表情を一致させるとはどういうことなのか、相手がどんな気持ちでいるのか、特に幼い人たちは、自然に学ぶ機会を大幅に失われていたのかもしれません。
「気持ち」と「それを表現すること」そして「それを伝えること」はリンクしています。
とても大事なことを、うたあそびの中で教えてくれる、今こそ必要な1冊なんじゃないかとわたしは思います。
今、買いにくい絵本になってますね。
残念です。
『あいうえおってどんなかお』
(今井和子 文 宮沢晴子 絵 アリス館 1994年2月)
インスタグラムでも『あいうえおってどんなかお』ご紹介しています
(今井和子 文 宮沢晴子 絵 アリス館 1994年2月)
保育園の乳児組(0歳、1歳、2歳)さんで読みました。
こんなふうに始まります。
(以下引用)
いろんな かおが とびだすよ
あいうえおの
あ って
いう かお
どんな かお
(ページをめくる)
「あっ」
と おどろく
こんな かお
「ああ やだなあ」
の こんな かお
それとも
それとも
そーれとも
(ページをめくる)
「あっかんべえ」
の こんな かお
(引用ここまで)
この言葉を、なんとなくテンポよく、歌うように読みます。
この絵本は「うたあそびえほん③」とあります。
楽譜はありません。
だから、テキトーで大丈夫です。
「こんな かお」の部分は、絵で表現されていますが、つい、読み手も「こんな かお」をしてしまいます。
しなくてもいいのかもしれませんが、気づくとしてしまいます。
声も「こんな」声になっちゃいます。
すると、自然に聞き手も、そんな顔をしちゃいます。
強制はしていません。
乳児さんたちも、「こんな かお」をしてくれました。
うたあそび であり、顔あそび絵本でもあるのかもしれません。
よく「絵本は淡々と読むべし」という教えを聞きますが、そんな教えには逆らって、読んじゃいます。
もちろん、強制はしません。
幼ければ幼いほど、感情と表情は一致していることでしょう。
成長するに従って、感情と表情を一致させない術を身につけていきます。
社会生活を送るうえで、必要な術なのかもしれませんが、本来は、感情と表情は一致していた方が健康的だと言えるでしょう。
また、相手がこういう表情をしていたら、こういう感情なんだ、ということは、習わなくても自然にわかるようになることだったはずです。
ところが、会う人、会う人、マスクで顔半分を隠されていると、感情と表情を一致させるとはどういうことなのか、相手がどんな気持ちでいるのか、特に幼い人たちは、自然に学ぶ機会を大幅に失われていたのかもしれません。
「気持ち」と「それを表現すること」そして「それを伝えること」はリンクしています。
とても大事なことを、うたあそびの中で教えてくれる、今こそ必要な1冊なんじゃないかとわたしは思います。
今、買いにくい絵本になってますね。
残念です。
『あいうえおってどんなかお』
(今井和子 文 宮沢晴子 絵 アリス館 1994年2月)
インスタグラムでも『あいうえおってどんなかお』ご紹介しています