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とにかく『みて!』 すごいことが起きているから

みて!
(高畠那生 絵本館 2015年8月)


使われる言葉は
「みて!」
「みた?」
「みーてー」
「じゃあ みてて」
「みてて、みててよ!」
だけ。

これだけの言葉の中で起きている事件といったら!
とにかく
「みて!」
すごいことが起きているから。
最初は、退屈そうにしてた
身近な大人(パパかな?)は、あまりのことに口をあんぐり、さらなる展開に腰を抜かし
どんどん観客が増えてくる。

どこまでも動じないこの子。
どんな状況でも、楽しんでいる。

「がんばっている人は、楽しんでいる人には敵わない」と言ったのは、孔子だったかしら。

オチも、プッと吹き出してしまう。

読み終わると、表紙の見え方が変化します。

シニアの皆さんへ読みました。
夏休みの学童保育の小学生たちにも読みました。
盛り上がりましたねー。
ラストのオチが、一瞬、ピンとこない子もいて、「もっかい、最後のページ見せて!」と言われたので、見せました。
「あー!(笑)」

子どもって、よく「見てて」「見てて」と言いませんか?
高いところに登れた、とか、縄跳び、とか、鉄棒、とか、ジャンプ、とか、でんぐりがえし、とか、永遠に「見てて」「見てて」「見てた?」と言われる。
「見てるよ」「もう、見たよ」とだんだん、面倒くさくなってくる・・・。

でも、子どもって「見て」欲しいんですねえ。
「褒める子育て」とか「子どものやる気を引き出す声かけ」なんて推奨されているのか、それよりも、ただただ「見て」欲しいときに、「見る」
それだけで満たされるようなこと、あります。
簡単。
「みて」「みる」
敬愛する山上亮先生が、「子どもは集注要求がある」ということを教えてくれました。

みて!
(高畠那生 絵本館 2015年8月)

インスタグラムでも『みて!』ご紹介しています



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