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ご感想 大人のための絵本セラピー

【報告】宗久寺さんにて絵本セラピー「虎に翼」三淵嘉子さんゆかりの地甘柑荘(かんかんそう)へ

2024年7月、宗久寺さんでの絵本セラピー、お寺なので「えほん寺ピー」でした。
140回目の絵本セラピーです。

地元小田原はもとより、海老名、川崎、三島、埼玉、富士河口湖、なんと愛媛からもご参加くださいました。
おかげさまで早めに満員御礼になってました。
ありがたや。



今回の絵本セラピーは、いつもとちょっとだけ、イレギュラーな部分がいくつかありました。
常連さんは気づかれたかもしれません。
不確定要素があって、一応、自分の中で(ああして、こうして、次にこうして、それから、こうして、そうしよう)と段取りはつけていたのですが、実際、初めてのことなので、どうなるかなあと思っていました。
だから、12時ぴったりに終わったとき、体操の選手が着地を決めるときの、ポーズをこっそりしました。



テーマは「虎に翼」



・性別により、押し付けられた役割。自覚なく引き受けちゃってる役割。

・一緒に食べると美味しい、とか、その家のお料理の味付け、とか、「そっちは地獄だ」とか、緊張をほぐす方法など、誰かに教えてもらったこと。

・主人公が知らずにすれ違う道ゆく人にも、それぞれにある物語。

・誰のせいなのか、自分のせいなのか。わたしは関係ないのか。

・私たちにとっての日本国憲法とは。

・優三さんは、なぜ、死ななければならなかったのか。



そんなことを考えながら、絵本セラピーのプログラムを考えました。
楽しいか、ウキウキか、愉快か、と言われたら、そんなふうには、ならないだろうなあとも予想していました。
でもすごく、大切なテーマがここにある、と感じていました。
皆さんに楽しんでいただけてたらいいなあ。




終わってから、宗久寺さんの本当にすぐそばにある、甘柑荘(かんかんそう)へ、みんなで行きました。



甘柑荘は、「虎に翼」の主人公 寅子のモデルである三淵嘉子さんゆかりの地です。
可愛らしいちっちゃな邸宅と広いお庭があります。
お庭には、蜜柑、夏みかん、レモン、梅などが植えられていました。


本棚があったんです。
じろ〜〜っと本の背を眺めてきました。
ひとんちの本棚って興味深いです。



あんまり事前に情報を知ってしまうと、ドラマを観る楽しみが減ってしまう気がして、そんなにじっくり解説など読みませんでした。
甘柑荘(かんかんそう)は、金・日の11:00〜15:00 公開してますよ。



目次

【いただいたご感想】

長文のメッセージをいただきました。
一部抜粋して、ちょこちょこ、合いの手を入れながら、ご紹介します。


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何を感じてもだいじょうぶ、何を言っても受け止めてもらえる、そんな暖かな空気の中で過ごせた2時間でした。

↑そう思ってもらえさえすれば、「大成功」だと思ってます。

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私がかなりのボルテージでハマっている「虎に翼」がテーマと知って、これはもう何を置いてでも参加したいと思い、思い切って(インフルエンザ以外で休んだことのない)仕事を休んで申込みしました。
とんちゃんは、この「虎に翼」にどんな絵本を結び付けて紹介してくれるんだろう、と本当に楽しみにしていました。
が、しかし!
相当楽しみにしていたにもかかわらず、その期待をはるかに上回るセラピーでした。

↑お仕事をお休みしてまで、ご参加することを決めてくださってありがとうございます。

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テーマになった「言葉」によって、とんちゃんがインスパイアされる絵本を、淡々と(←私にとってはここ大事!)読んでもらう会。
そして、読んでもらって感じたことを、言語化してみる会。
自分の心に浮かんだことを、言語化して、誰かに聞いてもらって、うんうん、とうなずいてもらったり、他の人の心に浮かんだことを聞かせてもらって、共感したり驚いたりする。

そして、その繰り返しの中で、自分のこだわっているものに気づいたり、自分が喜ぶもの(怒りを感じるもの)が何であるかに気づいたり、人と違っていいし、同じでもいいんだっていうことを感じて。
それが、いつのまにか自分自身の癒しになっていたり、反省になっていたり、勇気になっていたりするものなのかも、、ということを感じました。
「楽しかった」という言葉は適切ではないですよね。
いろんな部分で心をゆすぶられ、何かを掘り下げられ、魂を震わせてくれた、そんな2時間でした。


↑そうなんですよね、「楽しかった」というのは、わたしもちょっと違うかも、と思います。今回のは特に。
なんだろう?
わたしが、ずっと考え続けてきていること、関心を持ち続けていること、答えはでないこと、正解はわからないこと、でもとても大切なこと、それらが「虎に翼」というテーマの中にたくさん見つけられる。
それを、絵本という入り口から、「虎に翼」のフィルターを頼りに、参加者皆さんの経験や思想や希望やなんやかんやを、語り合う。
そんな時間を持ちたかった。

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思わず「とんちゃん、何もやってないじゃん」なんて失礼な言葉を発してしまいましたが、振り返ってみた時に、思わず口から飛び出してしまったんです。
だって、とんちゃん、何も言ってない。
ただ、グループで話し合ってみてくださいって言っただけ。
髪の長い人から、とか、時計回りに、とか、カリンバが鳴ったらそろそろ終わり、とか、そんなことは追加していたけど。
なんなら、グループで出た話のシェアすらしない。
それなのに? いや、それだから?
よくわからないけど、そしてうまい言葉が見当たらないけど、
60年以上、心の中に蓄積させてきた様々なものを、洗濯機でかき回したような気持になった時間でした。
かき回したからきれいになったとか、いいものに生まれ変わった、とかいうことではないけど、かき回して居場所が変わっただけで、私の中の何かが変わったかもしれない、と思っています。
参加するたびに、「今回のが最高!」と思っています。



「とんちゃん、何もやってないじゃん」は、褒め言葉としてありがたく受け取りました。
そうであったなら、わたしのあり方としては、理想に近づけたような気がします。
ただでさえ、いつも押し付けがまし過ぎはしなかったか、暑苦しくなかったか、喋りすぎたのではなかったか、と後から反省するので。

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とんちゃんの選書、特に一冊目に「おぉーこれですか」と新鮮な驚きでした。

こんなふうに虎に翼の場面を捉えて絵本で心の中に落とし込んでくれるんだと。

常に『はて?』と自身に問い続けることが大切だと感じました。

宗久寺さんの癒しの空間も自身と向き合うのにピッタリでした。また伺いたいです。

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テーマは、まだ未定ですが、9月にも、宗久寺さんで絵本セラピー開催します。
すでに残席わずかです。

開催リクエスト・出張もします

大人のための絵本セラピーは、出張もします。

ワークシートに記入していただくので、机がある場所が理想です。
今まで、会議室や、カフェ、お庭、公園、個人宅、カフェバー、絵本専門店などで開催しています。
人数は3人から100人くらいまでご相談に応じます。
所要時間は2時間。90分でもできます。
オンラインでの開催も可能です。
その他、詳細はご相談ください。

料金は1回5万円〜(交通費別)

ご依頼お待ちしております。



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