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迫真の読みになっちゃう そしてゲラゲラ大ウケ『ちょっといれて』

ちょっといれて
(さとうわきこ 偕成社 1978年9月)



「この絵本、いつ読むの?」
「今でしょ」

もうね、必要以上に迫真の演技、じゃなくて読みになっちゃいます。
炎天下を日傘もなしに歩くなんて命がけです。
聞いてくれる人たちも、激しく共感してくれると思います。

暑い暑い夏の日です。
木陰を見つけて本を読んでいる
いいよおばあちゃん。

うさぎがやってきて、「ちょっと いれて」と言います。
いいよおばあちゃんは、名前のとおり
「いいよ」と入れてあげます。

どんどん、動物がやってきます。

ねこ、犬、へび、キツネ、くま、ぞう。

みんな汗をかきかき、暑そうにやってきます。
よくみると、動物たちの横顔には、ほうれい線らしきものがあり、ちょっとご年配なのかなとますます心配です。

いいよおばあちゃんは、みんなを木陰に入れてあげます。
太陽はどんどん傾いていきます。
木陰もどんどん傾いていきます。
動物たちは、陰に合わせて密着しています。

やってくる動物はどんどん、横柄になります。
断りもなく、木陰に押し入ってきます。
とうとう、いいよおばあちゃんは木陰からはみ出してしまいました。

いいよおばあちゃんが憤慨します。


(以下引用)
「まあ、なんてこったろうね。
あたしが はみだすなんて……
ようし……。」
(引用ここまで)




いいよおばあちゃんは、とある作戦を決行します。
ここのページめくりは重要です。
めくる前に
「ハ・・・ハ・・・」と前ふりをしちゃいます。

けっこうびっくりなオチなんですけどね。
盛り上がります。

保育園の幼児組さんで読みましたら、ツッコミ入れながらゲラゲラ笑ってました。

1978年当時の暑さと今の暑さは違うでしょうね。
気象庁の過去のデータによると、1978年8月の東京の平均気温。
28.9度です。

木の下って、やっぱりちょっと涼しいですよね。
でも、今はもう、木陰で本を読む、なんてできないなあ。

インスタグラムでも『ちょっといれて』ご紹介しています

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