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(おっぱいが好きそうな)保育園の乳児組さんとコール&レスポンス『チューチューこいぬ』

チューチューこいぬ
(長新太 BL出版 1992年1月)



3匹の白い子犬。
おっぱいを飲んでいる。
母さんとはぐれてしまう。
いろんな人(?)のおっぱいを飲もうとするけど、おっぱいは出ません。
子犬は懲りずにチャレンジします。
消防自動車、魚、月、男の人、山、靴など。
当然、おっぱいは出ません。
「おっぱいは、でません」というフレーズが繰り返されます。
ラストは、母さんに会えます。
おっぱい飲めます。

彼らは、おっぱいが出ないことを悲しみもせず、怒りもせず、焦りもせず、淡々と受け入れ、次々にチャレンジしているようです。


(おっぱいが好きそうな)保育園の乳児組さんと読んでみました。

「おっぱいは、」と読んで待つと

「でません」とレスポンスしてくれました。

繰り返されますからね。

「チューチュー、」と読んで待つと

「き!」
「ちゅく(くつ)!」などと教えてくれます。

チャレンジする彼らを応援するような。
出ないことを教えてあげたいような。
眉間に皺を寄せ、心配げに見守っている子もいます。

わたしは、この絵本を村中李衣さんの保育士さん向け読み聞かせ研修で初めて読んでもらいました。

李衣さんは、絵本の言葉のリズムについて、この絵本でお話くださいました。

参加している男性保育士さん2名に実演してもらってました。



(以下引用)
チューチュー、こいぬが、トリのおっぱい のんでるよ、みたいだけど、
おっぱいは、でません。
(引用ここまで)




「のんでいる みたいだけど」
じゃなく
「のんでるよ、みたいだけど」
なんですね。

長さんの独特のリズムなのかなあと思います。

おっぱいそのものは描かれていないのですが、「おっぱい」という音の響きは好きな子どもは多いですよね。大人もかな。

だから、あちこちで読んでみたいなあと思って購入しました。

正直、この絵本、まだ買えるんだなあとちょっと感動。

チューチューこいぬ
(長新太 BL出版 1992年1月)



インスタグラムでも『チューチューこいぬ』ご紹介しています


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