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タンクを背負わずしてスキューバダイビングをしている気分を味わえる絵本『すいめん』

すいめん
(高久至 写真・文 アリス館 2021年7月)



一目惚れして「ジャケ買い」っていうんですか。
買ったことに満足して誰にも読まずに数ヶ月経過していました。

暑い夏、ふと、この水物の絵本を読みたくなり循環するお庭でシニア向け絵本の会に持っていって読んでみました。
保育園の乳児組さん、0歳、1歳、2歳の人たちにも読んでみました。

声に出して読んでみたらすんごくよかったんです。
わたしは表紙の「見た目」で一目惚れしたけど言葉もよかったんです。
乳児さんたちも、指さしてなんか言いながら、楽しんでくれていたように感じました。

水中写真の絵本です。

綺麗な水中写真の絵本はほかにもいろいろあるかもしれません。

この絵本の際立っていいと上甲が推したいポイントは
「水面」というその 切り口。

「水面」をさまざまな面から定義づけしているところ。

ありきたりな言葉を使っているのに、難しい言葉を使っているわけではないのに、ものすごく印象がいいんです。
声に出して読んでみると気づける よさ です。
リズムがある。

そして、ラストの方にギリギリの写真が一枚あるんです。

それは、ゴミの浮いた写真。

これを入れることによってちょっと説教臭くなる、というか教科書よりになるというか、大人好みの子どもに何かいいことを教えてやろう的な大人におもねるエスディージーズ的な? 今の流行りに乗っかっちゃう? いやらしい絵本になりかねない。

けど、ギリギリのところでいやらしい方に傾かずこの絵本のトーンを整えつつピリッとしたアクセントになっていてわたし好みです。
(↑ナンジャソリャ)


読むなら、高学年かなあ。
水に親しんでいる子ならいけるかもしれないかなあ。
大人には、いいと思います。

買ったこのはこちらで。
2023年の2月に。

ぜひ、手元でじっくり写真を見てほしいです。


タンクを背負わずしてスキューバダイビングをしている気分を味わえます。


できれば書かれた言葉を声に出して音に変えて誰かに読んでみてほしいです。

わたしはすごく好きなんですけど皆さんはどんなふうに感じるかなあ。

すいめん
(高久至 写真・文 アリス館 2021年7月)



インスタグラムでも『すいめん』ご紹介しています


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