Blog ブログ

体験入学受付中

HOME // ブログ // 半世紀も隔たりのある人たちとコミュニケーションが生まれる尊い絵本『だれかしら』

Blog ブログ

CATEGORY


おすすめ絵本

半世紀も隔たりのある人たちとコミュニケーションが生まれる尊い絵本『だれかしら』

だれかしら』どうぶつあれあれえほん
(多田ヒロシ 作 文化出版局 1972年6月)




保育園の乳児組さん、0歳、1歳、2歳のみんなに読みました。

誕生日に、プレゼントを持って、お友だちが扉をノックしてやってきます。

「だれかしら」

繰り返されます。

ちょうどいい絵本です。

ちょうどいい大きさで、ちょうどいい長さで、ちょうどいい言葉と、ちょうどいいリズムと、ちょうどいい難易度で、ちゃんと答えられて、ちゃんと正解して、ちょっとだけ難しくて、あれ?ってひねりがあって、大円団。
ちょうどいい絵本。

絵本って、こうでなくちゃ。

書いてあることを、そのまま読むだけで、乳児さんたちとやりとりが生まれる絵本。
わたし、50年ちょっと生きてきて、0歳、1歳、2歳さんとは半世紀も隔たりがあるんです。
半世紀も隔たりのある人たちと、コミュニケーションができるというのも尊い。

「〜かしら」という言葉、日常的にはあんまり使わないけれど、良い言葉だなあ。

ラスト
「この子、何歳?」って乳児さんたちに聞いてみました。
絵を見て考えて、答えてくれます。
(ろうそくの数でわかるんです)

「みんなは何歳?」って聞くと、指を折って、一生懸命教えてくれました。

わたしは、今回、初めてやってみたんですけど、実際に絵本に描かれる扉をノックしてみました。

「とん とん とん」
「とん とん どん」
「こん こん」
とか。

たわいもないけれど、なんだか幸せな気持ちになってしまう1冊です。

わたしは、こういうたわいもない絵本こそ、尊いと思います。

うちの子たちにも、ずいぶん読みました。

だれかしら』どうぶつあれあれえほん
(多田ヒロシ 作 文化出版局 1972年6月)



インスタグラムでも『だれかしら』ご紹介しています


ブログ一覧