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読み聞かせボランティア

「どの絵本を選ぶか」は「どう生きるか」と同じくらいその人自身のものだ

腹が立つことがあります。



すごく辛そうに、読み聞かせボランティアをしている人に出会うのです。

涙を流す人にも出会うのです。

一人や二人じゃありません。

話を聞くと、「押し付け」「強要」「否定」されているのです。

選書を。


「苦しくて、読み聞かせボランティア、辞めました」


ああ。

なんということ。

せっかく、読み聞かせボランティアを始めてくださったというのに。


わたしは、「どの絵本を選ぶか」は「どう生きるか」と同じくらいその人自身のものだ、と考えています。

そう考えるに至りました。

選書についての、「提案」や「相談」や「共有」は、いいと思う。


「どんな絵本を読んだらいいでしょうか?」と相談。

「だったら、こんな絵本はどうかしら?」と提案。

「わたしはこの絵本を読んだら、喜んでもらえましたよ」と共有。

それはいい。


だけど、「この絵本を読みなさい」とか「その絵本は読んじゃダメ」とか一方的に押し付けられるものではない。

挙げ句の果てには、その人が我が子と一緒に楽しんできた絵本を「そんな絵本ダメ」と否定し、悲しい思いをさせるなんて、ナニサマ?



じゃあ、どうしてその絵本を読めと強要するのかというと「これは良い絵本だから」と言われるそう。

・・・

「それはあなたの主観ですよね?」

わたしはこの絵本が好き。

わたしはこの絵本を読む。

でいいじゃないですか。

なぜにそれを押し付ける?


完全に善意なのがタチが悪い。

あまりにも、そういう人に出会うので、さすがに腹が立つ。

どうして、せっかく読み聞かせボランティアをやろうと思ってくれた人を悲しませるようなことを平気で言うのだろうか。



わたしは、自分らしく楽しんで読み聞かせボランティアを続けてほしい。

それこそを願って、読み聞かせボランティアさん向けの講座をしています。

激しく熱く。

参加人数の多寡は問題じゃない。

だって目の前の人は、社会的に貴重な 愛しき存在だと知っているから。

読み聞かせボランティアについては、いろんな教えがあると思います。

合うものを採用してもらえたらいいと思います。

わたしのは、現場で目の前の子どもたちが教えてくれたことがベースになっています。

熱いです。

分かりやすいです。

実例、具体例がいっぱいです。

現場主義です。


↑2024年10月13日 南足柄市立図書館にて読み聞かせボランティア入門講座




ご依頼いただけたら嬉しいです。

2時間×3日 もしくは 4日 いただけたらもっと嬉しい。

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