Blog ブログ
- CATEGORY
【報告】京丹後にて 読み聞かせボランティア講座 ヘンタイとヘンタイの真剣勝負
絵本セラピーが終わった舞
2024年11月。
今回は、同志であり、同じくヘンタイである、ねぎぼうず文庫のねぎちゃんのお声かけにより、4回目の京丹後訪問となりました。
もはや「ただいま」という気分です。
ヘンタイは、自分が聞きたいことを自分がいちばん聞きたいので、それを講師に依頼します。
ヘンタイは、それを自分ですでに聞いていたとしても、自分の周りの人にも聞かせたいので、さまざまな困難を乗り越え、主催します。
ヘンタイは、それを自らの最上のヨロコビとします。
わたしも全く同じ気質を持っているので、全身全霊を込めて、ヘンタイの期待に応えようとします。
ヘンタイじゃなきゃ、こんな面倒くさいこと、できません。
やらなきゃ、もっと、自分の好きなことに時間を使えます。
やらなきゃ、もっと、気楽です。
多方面に渡り、大変なことです。
でも、ヘンタイは、ヨロコビとして、そのあらゆるめんどくさいことを(キャパオーバーだったとしても)受け入れます。
そして、だいたい、ヘンタイの周りには、ヘンタイをフォローしてくれる人が集います。
つっ走り気味のヘンタイを冷静にフォローしてくれる心強い人が、気づけば周りに、います。
ヘンタイを目として台風のように渦が生まれ、そこから、何らかのエネルギーが生まれます。
そのエネルギーが誰にどんなふうに作用するかは分かりません。
だとしても、やっぱり、そこにはヨロコビが、生きるヨロコビが、双方に生まれる気がします。
そこに、ヘンタイとして関われることを、わたしは至上のヨロコビとしている、誇りに思っている、そのことに今、気づきました。
今回は、読み聞かせボランティアさん向けの入門講座を、祝日の夜に開催。
翌日は、交流会とプチ絵本セラピー。テーマは、「読み聞かせボランティア」
いろいろと癖が強い。
祝日の夜に? みんな昼間、いろいろなイベントに関わっていて、お疲れではないですか?
これが意外にも、かえって参加しやすい方がいらして、「夜なら参加できる」と。
ありがたいです。
2時間、ノンストップで、お伝えしました。
毎度アツい主催者あいさつ
翌日は、カフェ こぴーぬさんを貸切で、全然、プチでもない、ミニでもない、なんなら、絵本セラピーですらない、じゃあ、なんなんだ? という時間をいただきました。
不確定要素が多めで、わたしは、いくつかのパターンを心づもりしていました。
そのとき、その場に集まった方々の雰囲気を受け取りながら、最終的に、流れを決めていこうと思っていました。
全然、ミニでもない。プチでもない。絵本セラピーでもない。
3時間。
途中、ランチタイムを挟んで、「読み聞かせボランティア」というテーマを手がかりに、絵本を読んで語り合う時間をご提案しました。
これはもう、ヘンタイとヘンタイの真剣勝負、みたいな感じです。
それがもう、楽しくて、たまりません。
もう二度とない時間。
こういう感じの講座や絵本セラピーは、同志であり、ヘンタイである主催者だからこそ、可能なこと。
なかなか、できませんよ。
わたしだって、表向きは、ヘンタイを封印して、真面目を装っていますから。
本当は、根は、真面目なんです。
ねぎちゃんも、真面目です。
わたしも、真面目です。
ただ、ヘンタイなだけ。
その相互作用が、この時間を可能にした。
こんな時間は、もう二度とないです。
ほんとうに、ありがたいです。
毎回、手作りの看板が可愛いです
ヘンタイからのご依頼、お待ちしております。
真面目な人からのご依頼も、もちろん、ウエルカムです。
目次
- ○ 読み聞かせボランティア講座
- ・ご感想
- ○ プチ絵本セラピー「読み聞かせボランティア」
- ・ご感想
- ○ 関連ブログ
読み聞かせボランティア講座
1日目の夜は、読み聞かせボランティア講座でした。
夜の開催は、初めてです。
実演を交えながら、基本の技術と読み聞かせボランティアスピリッツについてお伝えしました。
「やり方」と「あり方」です。
ご感想
□参加理由:
京丹後市の良いところを子どもに伝えたい想いで作っている絵本を今後、読み聞かせ会で読みたいため。
子どもとその友だちに読み聞かせを上手にしてみたいと思ったから。
感想:本当に基礎から勉強になることはもちろんでしたが、なんで読むのか、誰に読むのか、なんのために活動をするのか、読み聞かせの技術を超えて、自分に問い直す、想いをもう一度振り返る良い機会になりました。
いっぱい娘にも読みます。
楊川優太さん
→京丹後の絵本、できたら見せてくださいね。応援しています。娘さんにも、いっぱい読んでください。
□絵本が好きです。
放課後児童クラブで働いています。
クラブの子ども達に絵本にふれてほしいと考えています。
なかなか勇気のいることではありますが、読みきかせを取り入れることができればいいなと思います。
家を練習をやってみます。
とんちゃん
→なんと! とんちゃん! 一気に親近感。ぜひ、小学生に読んでほしいです。
□子どもたちの前で絵本をよむことがあるので”見えますか、きこえますか”を意識したいと思います。
6年教室、朝の様子再現に爆笑しました。(学校勤務しています)
この本気になる..ページをめくって! と思える話術、テクニックもすてきです。
ゆうかさん
→朝の先生、再現、リアルですよね(笑)
□横書きの本は右手で持つ、縦書きの本は左手で持つとか、知らなかったので教えていただいて良かったです。
色んな絵本を紹介していただいたので是非読んでみたいです。
とても話がわかりやすく良かったです。
有意義な2時間でした!!
蝶々さん
→わかりやすさを目指しているので、嬉しいです。
□参加理由:学童の長期休みの読みきかせについてギモンがいくつかあったので。
感想:これでいいのか、と思っていた事がぜんぶ正解!! キリが晴れた!!
とてもありがたく、ためになった時間でした!
あっと言う間に終ってしまって、心の中でアンコールの拍手でした。
→キリが晴れたの、嬉しいです。
そのまんまで、ぜひ、続けてください。
□参加理由:自分の読み聞かせに自信がなかったから
感想:子どもの頃、ずっと読みきかせをしてもらっていました。
地元に戻ったら、そのとき読みきかせをしてくれていたおばちゃんたちが、今でもずっと活動されていることを知りました。
私も子どもたちにとって”知ってるおばちゃん”になりたくて読みきかせを始めました。今は仕事に復帰し、なかなか行けていませんが、これから、今日とんちゃんに教えていただいたことを胸に、やっていきます。
どんな風に子どもたちとの10分を過ごせば良いのか、何となく自信がなかったのは、心の交流ができていなかったせいだと気づきました。
→ぜひ、「知ってるおばちゃん」になりましょう。
□流れるように とてもたのしく おもしろい とんちゃんのよみきかせのひみつを知ることができたような、とても貴重なおはなしでした。
まだまだボランティアをはじめたばかり。
選書にも自信がなく、きいてくれる人はたのしんでいるのか、おどおど、不安にやっているボランティアでしたが、今日学んだことを大切に練習して、失敗してをくりかえして自分の中での何かを見つけていけたら良いなと思いました。
→練習、失敗、チャレンジ、その繰り返しが楽しくてたまらなくなりますように。
プチ絵本セラピー「読み聞かせボランティア」
2日目のプチ絵本セラピー「読み聞かせボランティア」について、書いておこうと思います。
参加者には、読みたい相手を考えて、読みたい絵本を1冊持参してもらいました。
11時から14時までの3時間。
カフェこぴーぬさん貸切です。
途中、ランチをいただきます。
進行状況を予測して、12時半頃、お料理を出してもらうようお願いしていました。
以前もこちらでランチをいただきましたので、店内の様子はわかっていました。
12名の方がご参加です。
3歳のお子さんもご一緒です。(ちなみにこの子は、3年前、生後2ヶ月でわたしの絵本講座に参加してくれた子だそうです)
椅子やテーブルは自由に動かしていいとのことでした。
4人がけの3テーブルで縦に細長くセッティングしました。
お子さんと一緒の方は、ソファ席に座っていただくようにしました。
3時間あったら、たとえ途中でランチをいただくとしても「プチ」じゃない。
内容は、絵本セラピー的要素を使った、読み聞かせボランティア実践ワークショップ的な感じにしました。
だから、厳密には「絵本セラピー」じゃない。
前日の読み聞かせボランティア講座に参加した方がほとんどですが、参加してない方もいらっしゃいます。
前日の講座に参加してなくても、理解できて楽しめる内容にしようと思いました。
1冊目は、滑舌を良くする参加型絵本。必死で早口言葉を唱えているうちは気づけない絵のこと。
2冊目は、超有名なあの絵本。今、いちばん食べたいおやつを教えてもらう自己紹介を全員で。
「絵本の中の歌問題」と「ページをめくる問題」について。
3冊目は、自由に感じてもらう。
そのうえで、読み方について。間の取り方について。絵について。わからないものを説明するか問題について。
4冊目は、得意のむちゃぶり的投げかけ。
「もしあなた自身が絵本だったら、どんなあなたに読まれたいですか?」
5冊目は、各テーブルごとに、それぞれ違う絵本を1冊ずつ配布。
そんなあなたで、この絵本を同じテーブルの3人に読んでみる。
同じ絵本を1回読み、3回聞くことで、気づくことをシェア。
6冊目は、わたしが子どもたちに読みたい絵本。なぜ、その絵本を読みたいか。
その後、各自持参した絵本について、なぜ、その絵本を選んだかをシェア。
7冊目は、読み聞かせボランティアの意義とうまみと勇気づけ。
こんな感じで、3時間のプチ絵本セラピーをしました。
ご感想
□大人になってから、絵本を読んでもらうことなんてないので、素敵な時間でした。
勉強という面と、自分自身の癒しの時間でした。
ここにいる人 みんな優しい
いつも仕事で ギラキラ系の人に囲まれてるので(笑)
味田佳子さん
□とんちゃんの声がやっぱり癒されます。
はるちゃん
□「読む人の声で届く」が心に残っています。
読みきかせた後に、言葉はいらないんだなあと。
ただ、絵本の言葉を自分の声で読み、届ければいいんだなあと。
心が軽くなり、前を向くきっかけとなったひとときでした。
ひーちゃん
□初めてお会いする方に心の中でうすく壁をつくりがちなタイプですが、とんちゃんさんは不思議な魔力を放たれていたために、ひと目で「私はこれからこの方に伝えてもらうんだ」と、わくわくしました。
最初に読んでくださった絵本。
読まれる側として久々に出会え、母に読んでもらっていた自分を思い出し、その時の情景が思い出され、泣けてしまいました。
読んでもらうことでわかる 気付く絵本の力、身に沁みました。
そこから始まったセラピー、我が子以外への読み聞かせをしておらぬわたしは、もしかして、この場をいちばん堪能させていただいていたのではないかと思えてしまいます。
みなさん絵本のベテランさんの中、心地よく本について、話し、聞くことをさせてもらえて幸せでした。
とんちゃんさんの力を抜ける自然な空間の中で学ばせてもらえ、次回またこういう機会つくっていてだけましたら、是非参加させていただきたいです。
やっちゃん
□セラピー、おいしいランチでとてもリラックスしながらと自分の考えや思いを見つめることができました。
普段こどもと一緒にいるとなかなか”私”でいることができないので、新鮮な時間。
2日間参加して、自分の感じ方、読み方、ありのままを受け止めてもらえた気がしました。
絵本をひらいたとき、そのほっとするあたたかい時間を、一緒に過ごす人と共有できたらいいなと思います。
来年も丹後にきてください。待ってます♪
ゆうかちゃん
□いつもながら、絵本を通じて参加された方と交流ができ、心がホカホカとなりました。
絵本を読んでもらうことも、自分がどう感じたか、向き合うことも日頃はできない時間を過ごさせてもらいました。
とんちゃんにまた会いたいな。
とんちゃんに出会えて良かった。SNSみますね。
ゆかちゃん
□いつもながら、予期せぬ絵本が次々と出てきて、まわりの人と共有したり、考えを教えてもらったり、目からうろこの発見があったりと、とても濃い3時間でした。
テーマが「読み聞かせボランティア」なのですが、しなくてもいいけど「すると楽しい時間が共有できる」
この言葉に今、行けてない小学校へもう一回押しかけてみようと思います。
選書の難しさはあるけど、「ダメでもいいやー」で。
ちいがわさん
□去年の5月ごろに「とんちゃんの絵本セラピー」を受講し、絵本の世界に引き込まれました。
そしてなんと今の6月、絵本セラピストの認定をしてもらいました。
これも全てとんちゃんのおかげです。
たくさんの仲間が増え、たくさんの絵本好きの人達に出会い、ふり返ってみると、この1年は毎日絵本に囲まれていたような気がします。
今日の絵本セラピーも最高でした。
また、たくさんの刺激を受けて、さらに絵本が好きになりました。
「読み間かせボランティアは戦い」という言葉は、今日とても残りました。
私も何度も選書ミス? 読み方あかん? とかいろいろ反省していますが、「めげずに」がんばりたい!とはげまされました。
ルミさん
ーーーーーーーーー
ルミさんが書いてくれたように
「読み間かせボランティアは戦い」
今回、なぜかふとこの言葉がわたしの口からポロリと出てきました。
戦い だなんて 物騒な。
もっと もっと ふわふわ ゆるゆる してていいのに つい 真剣勝負してしまう。
目の前のこどもたちに。
勝ちとか負けとかじゃないんだけど。
本気で挑んでしまう。
それを子どもたちは、わかってくれる。
舐めてると、舐め返される。
いや、違うな。
子どもたちに対して、じゃなくて
目の前の子どもたちに向かい合う自分自身に対して。
貴重な機会をいただけたこと、主催のねぎぼうず文庫のねぎちゃんには感謝してもしきれません。
ご参加くださった皆さんも、貸切にしてくださったカフェこぴーぬさんも、ありがとうございました。
関連ブログ
主催してくれる ねぎぼうず文庫のねぎちゃんについてこちらに書いています。
初めて京丹後にお邪魔したのは2022年です。
2023年に絵本で子育て講座
2023年に働くママのための絵本講座
2023年に絵本セラピー 〜働く〜
2024年3月に絵本セラピー 〜まちづくり〜
2024年3月に絵本セラピー 〜決める〜
【メニュー】読み聞かせボランティア入門講座
読み聞かせボランティアプログラム作りワークショップ
【無料アーカイブ】読み聞かせボランティアさん向け 高学年への読み聞かせ