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グイグイグイグイ『あたまのうえにりんごがいくつ』オチないオチ!
『あたまのうえにりんごがいくつ』
(セオ・レスィーグ作 ロイ・マッキー絵 田村隆一訳 ペンギン社 TEN APPLES UP ON TOP! 1961年 アメリカ)
カーキ色の一見すると地味な絵本。
ところがどっこい、中身は驚きの連続です。
うちの子どもたちが大好きだった絵本。
保育園の幼児組さん、3歳、4歳、5歳のみんなに読んでみました。
もうすぐ、運動会だし、いいかな〜と思って。
予想を超えて、激し目に喜んでくれたように感じました。
調子に乗って、小学1年生のクラスでも読んでみました。
やっぱり、グイグイグイグイ、強い力で惹きつける何かを持っている絵本だと感じました。
それを感じるから、読んでいるこちらも楽しくなってしまう。
自然に、子どもたちから合いの手が入ります。
例えば、表紙のタイトルを読んで、扉のタイトルも読みます。
1ページ目の最初のことば
「りんご」と読んで、ちょっと待つと、
子どもたちは、絵を見て
「1こ!!」と言います。
なので、続きを読みます。
「のっけたよ!」
ページをめくって、最初のことば
「りんごが」と読んで、ちょっと待つとやっぱり
子どもたちは、絵を見て
「2こ!!」
と言ってくれます。
描かれるライオンは、得意げにこちらを見ています。
もう、ここまでで、グイッとこの絵本に引っ張り込まれる感じがあります。
ページをめくります。
すると、新たな登場人物(犬)が、得意げにりんごを頭に2個載せてやってきます。
ライオンと犬は張り合います。
思わぬ方に展開していきます。
たくさんりんごを頭に載せるだけでなく、りんごを4個載せたまま、縄跳びをしながら木登りをします。まさかの。
するとまた、新たな登場人物(トラ)が、りんごを頭にどんどん載せていきます。
トラは、りんごを7個 頭に載せて、電線を綱渡りします。自分の尻尾でバランスを取りながら。
すると、電線を渡り切った向こうの窓に、ライオンと犬が頭にりんごを7個載せて待っているのです。
もう、予想外の展開がこれでもか、これでもか、と続きます。
最初は、合いの手を入れていた子どもたちも、呆気に取られて、口がポカンと開いてしまいそうです。
気持ちと体はどんどん前のめりになっています。
張り合っていた3人は、モップという敵が現れると、一気に仲間になります。
そして、頭にりんごを10個 載せたまま、逃げます。
新たな敵が現れます。
闘いながら、逃げます。
そしてついに、まさかのラスト!
オチないオチ!
絵は絵だから、動かない。
だけど、ものすごく動きのある絵。
そして、たった64ページの中で、ここまでの動きのあるハイスピード展開。
作者のセオ・レスィーグさんは、別名 ドクター・スースさん?!
そうか、だからかー。
漫画的おもしろさ。
「はじめてひとりでよむ本」って表紙に書いてあります。
それもいいけど、読んであげるのもいいはず。
買えないなんて残念過ぎる。
『あたまのうえにりんごがいくつ』
(セオ・レスィーグ作 ロイ・マッキー絵 田村隆一訳 ペンギン社 TEN APPLES UP ON TOP! 1961年 アメリカ)
インスタライブでもご紹介しています。
(セオ・レスィーグ作 ロイ・マッキー絵 田村隆一訳 ペンギン社 TEN APPLES UP ON TOP! 1961年 アメリカ)
カーキ色の一見すると地味な絵本。
ところがどっこい、中身は驚きの連続です。
うちの子どもたちが大好きだった絵本。
保育園の幼児組さん、3歳、4歳、5歳のみんなに読んでみました。
もうすぐ、運動会だし、いいかな〜と思って。
予想を超えて、激し目に喜んでくれたように感じました。
調子に乗って、小学1年生のクラスでも読んでみました。
やっぱり、グイグイグイグイ、強い力で惹きつける何かを持っている絵本だと感じました。
それを感じるから、読んでいるこちらも楽しくなってしまう。
自然に、子どもたちから合いの手が入ります。
例えば、表紙のタイトルを読んで、扉のタイトルも読みます。
1ページ目の最初のことば
「りんご」と読んで、ちょっと待つと、
子どもたちは、絵を見て
「1こ!!」と言います。
なので、続きを読みます。
「のっけたよ!」
ページをめくって、最初のことば
「りんごが」と読んで、ちょっと待つとやっぱり
子どもたちは、絵を見て
「2こ!!」
と言ってくれます。
描かれるライオンは、得意げにこちらを見ています。
もう、ここまでで、グイッとこの絵本に引っ張り込まれる感じがあります。
ページをめくります。
すると、新たな登場人物(犬)が、得意げにりんごを頭に2個載せてやってきます。
ライオンと犬は張り合います。
思わぬ方に展開していきます。
たくさんりんごを頭に載せるだけでなく、りんごを4個載せたまま、縄跳びをしながら木登りをします。まさかの。
するとまた、新たな登場人物(トラ)が、りんごを頭にどんどん載せていきます。
トラは、りんごを7個 頭に載せて、電線を綱渡りします。自分の尻尾でバランスを取りながら。
すると、電線を渡り切った向こうの窓に、ライオンと犬が頭にりんごを7個載せて待っているのです。
もう、予想外の展開がこれでもか、これでもか、と続きます。
最初は、合いの手を入れていた子どもたちも、呆気に取られて、口がポカンと開いてしまいそうです。
気持ちと体はどんどん前のめりになっています。
張り合っていた3人は、モップという敵が現れると、一気に仲間になります。
そして、頭にりんごを10個 載せたまま、逃げます。
新たな敵が現れます。
闘いながら、逃げます。
そしてついに、まさかのラスト!
オチないオチ!
絵は絵だから、動かない。
だけど、ものすごく動きのある絵。
そして、たった64ページの中で、ここまでの動きのあるハイスピード展開。
作者のセオ・レスィーグさんは、別名 ドクター・スースさん?!
そうか、だからかー。
漫画的おもしろさ。
「はじめてひとりでよむ本」って表紙に書いてあります。
それもいいけど、読んであげるのもいいはず。
買えないなんて残念過ぎる。
『あたまのうえにりんごがいくつ』
(セオ・レスィーグ作 ロイ・マッキー絵 田村隆一訳 ペンギン社 TEN APPLES UP ON TOP! 1961年 アメリカ)
インスタライブでもご紹介しています。