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【招致イベント】書店員に聞く 本と読者をつなぐフェアの試み 〜「米津玄師と文学」ができるまで〜
2024年12月に、シンポジウムのシンポジストとして、お声かけいただきました。
シンポジウムのテーマは、「子ども読書活動推進」でした。
そのため、「子ども読書活動推進」について、すごく真剣に考えました。
「子ども読書活動推進」を考えたとき、読書に興味のない人にどうしたら興味を持ってもらえるか、そのためにはどうしたらいいか、どんな切り口があるのかという視点は欠かせないだろうなと思いました。
そんなとき、偶然、エックスで紀伊國屋書店横浜店で開催中の「米津玄師と文学」フェアを知りました。

かねてより、米津玄師さんの言葉には、他の人は使わない言い回し、独特の文学性を感じていました。
米津玄師さんの音楽は、メジャー。
米津玄師さんの音楽は、CMや映画やドラマの主題歌としても、多くの人が耳にしている。
そこに、(マイナーかもしれない)文学をかけ合わせる。
文学にあまり興味がない人も、米津玄師さんがどんな本を読んだのか、それが彼の音楽にどう影響しているのか、それは知りたい。
そこに目をつけた発想が素晴らしいと思いました。
「本が売れない」と耳にすることがあるけれど、このフェアでは、本が売れているようでした。
反響も大きいようでした。

これは「読書活動推進」ではないか!
フェア開催中には、どうしても都合がつかず行けなくて、残念に思っていました。
引き続き、エックスをチェックしていると、好評のため、期間を延長して、規模を縮小してフェアを継続するとの情報がありました。
そこで、実際に売り場を見に行くことができました。

規模が縮小されたとは言え、POPの熱量が高く、紹介された本をどれも読みたくなりました。
わたしは、宮澤賢治の詩集を購入しました。
わたしは、宮澤賢治の作品をどうしてもスラスラ読み進むことができなくて、苦手意識を持っています。けれども、POPをじっくり読むと、買わずにはいられなくなりました。

すごく感激して、レジのお姉さんに、いかに自分がこの「米津玄師フェア」に感激したか、をお伝えしました。
そうしたら、レジのお姉さんが「担当者を呼んできましょうか? 直接、伝えてもらったら喜ぶと思うので」と、ご担当者さんに連絡してくれました。
待っていると、なんと、現れたのは、店長さんでした。
店長さん!
店長さんが、このアツいフェアを展開していたのですね。
そこで、店長さんに、ちょこっとこのフェアのお話を伺うことができました。
そのときのことは、こちらに書いています。
米津玄師と文学 紀伊國屋書店横浜店の取り組みは「読書活動推進」だ
米津玄師がどんな本を読み、米津玄師のどの曲にどう影響しているのか、それらをどう調べたかなど、もっと詳しくお話をうかがいたいと思いました。
また、実際に売り場に行けなかった人にも、「米津玄師と文学」で紹介されていた本を読んでみたいと思ってもらえたらと思いました。
そして、このフェアの内側を教えていただくことで、わたしたちの今後の子どもに限らない読書活動推進に繋げたいとも思いました。
本と人をつなげる、それぞれの現場での活動や考え方のヒントを得られるのではないかと思いました。
そこで、ダメ元で店長さんにメールを差し上げました。
オンライン講演会でお話ししていただけないでしょうか、と。
ご快諾いただき、このたびオンラインで講演会を開催します。
こんな方にご参加いただきたい
・米津玄師に興味がある方
・子どもや大人に本や絵本を届ける活動をしている方
・書店関係者
・図書館関係者
・読書活動推進に興味がある方
・POPに興味がある方
内容
・「米津玄師と文学」企画のきっかけ
・紹介した本と米津玄師の言葉について
・工夫した点や苦労した点
・本の売り上げは実際どうだったのか
・来店者やSNSでの反応
・読書活動推進について
など
千葉 拓 氏 プロフィール
1972年神奈川県厚木市生まれ。
紀伊國屋書店仙台店、ららぽーと横浜店、横浜店などで勤務。
現・横浜店店長。
成功したフェアに「(紀伊國屋)史上最大の伊坂幸太郎フェア」「米津玄師と文学」などがある。
書店員に聞く 本と読者をつなぐフェアの試み
〜「米津玄師と文学」ができるまで〜
日時 2025年3月19日(水) 20:00〜21:30
場所 オンライン
参加費 2,200円
ビデオオフでのご参加、ウエルカムです。
途中入退室も大丈夫です。
店長さんへの事前のご質問、募集しています。
録画します。
およそ2週間ほど、アーカイブを残す予定です。
お申し込みはこちらからお願いします
シンポジウムのテーマは、「子ども読書活動推進」でした。
そのため、「子ども読書活動推進」について、すごく真剣に考えました。
「子ども読書活動推進」を考えたとき、読書に興味のない人にどうしたら興味を持ってもらえるか、そのためにはどうしたらいいか、どんな切り口があるのかという視点は欠かせないだろうなと思いました。
そんなとき、偶然、エックスで紀伊國屋書店横浜店で開催中の「米津玄師と文学」フェアを知りました。

かねてより、米津玄師さんの言葉には、他の人は使わない言い回し、独特の文学性を感じていました。
米津玄師さんの音楽は、メジャー。
米津玄師さんの音楽は、CMや映画やドラマの主題歌としても、多くの人が耳にしている。
そこに、(マイナーかもしれない)文学をかけ合わせる。
文学にあまり興味がない人も、米津玄師さんがどんな本を読んだのか、それが彼の音楽にどう影響しているのか、それは知りたい。
そこに目をつけた発想が素晴らしいと思いました。
「本が売れない」と耳にすることがあるけれど、このフェアでは、本が売れているようでした。
反響も大きいようでした。

これは「読書活動推進」ではないか!
フェア開催中には、どうしても都合がつかず行けなくて、残念に思っていました。
引き続き、エックスをチェックしていると、好評のため、期間を延長して、規模を縮小してフェアを継続するとの情報がありました。
そこで、実際に売り場を見に行くことができました。

規模が縮小されたとは言え、POPの熱量が高く、紹介された本をどれも読みたくなりました。
わたしは、宮澤賢治の詩集を購入しました。
わたしは、宮澤賢治の作品をどうしてもスラスラ読み進むことができなくて、苦手意識を持っています。けれども、POPをじっくり読むと、買わずにはいられなくなりました。

すごく感激して、レジのお姉さんに、いかに自分がこの「米津玄師フェア」に感激したか、をお伝えしました。
そうしたら、レジのお姉さんが「担当者を呼んできましょうか? 直接、伝えてもらったら喜ぶと思うので」と、ご担当者さんに連絡してくれました。
待っていると、なんと、現れたのは、店長さんでした。
店長さん!
店長さんが、このアツいフェアを展開していたのですね。
そこで、店長さんに、ちょこっとこのフェアのお話を伺うことができました。
そのときのことは、こちらに書いています。
米津玄師と文学 紀伊國屋書店横浜店の取り組みは「読書活動推進」だ
米津玄師がどんな本を読み、米津玄師のどの曲にどう影響しているのか、それらをどう調べたかなど、もっと詳しくお話をうかがいたいと思いました。
また、実際に売り場に行けなかった人にも、「米津玄師と文学」で紹介されていた本を読んでみたいと思ってもらえたらと思いました。
そして、このフェアの内側を教えていただくことで、わたしたちの今後の子どもに限らない読書活動推進に繋げたいとも思いました。
本と人をつなげる、それぞれの現場での活動や考え方のヒントを得られるのではないかと思いました。
そこで、ダメ元で店長さんにメールを差し上げました。
オンライン講演会でお話ししていただけないでしょうか、と。
ご快諾いただき、このたびオンラインで講演会を開催します。
こんな方にご参加いただきたい
・米津玄師に興味がある方
・子どもや大人に本や絵本を届ける活動をしている方
・書店関係者
・図書館関係者
・読書活動推進に興味がある方
・POPに興味がある方
内容
・「米津玄師と文学」企画のきっかけ
・紹介した本と米津玄師の言葉について
・工夫した点や苦労した点
・本の売り上げは実際どうだったのか
・来店者やSNSでの反応
・読書活動推進について
など
千葉 拓 氏 プロフィール
1972年神奈川県厚木市生まれ。
紀伊國屋書店仙台店、ららぽーと横浜店、横浜店などで勤務。
現・横浜店店長。
成功したフェアに「(紀伊國屋)史上最大の伊坂幸太郎フェア」「米津玄師と文学」などがある。
書店員に聞く 本と読者をつなぐフェアの試み
〜「米津玄師と文学」ができるまで〜
日時 2025年3月19日(水) 20:00〜21:30
場所 オンライン
参加費 2,200円
ビデオオフでのご参加、ウエルカムです。
途中入退室も大丈夫です。
店長さんへの事前のご質問、募集しています。
録画します。
およそ2週間ほど、アーカイブを残す予定です。
お申し込みはこちらからお願いします