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読み聞かせボランティア

【読み聞かせプログラム例】低学年から高学年まで混ざっている小学生対象30分

春休みの学童保育所で絵本を読んできました。
30分で5冊。春休み3回目。
この日は新1年生が初参加する日。
なんとなく、サワサワ わやわや するかな〜と覚悟してました。

覚悟するほどでもなかったかな。
毎月お邪魔している保育園の卒園児でした。
今まで一番後ろで聞いてた年長さんだったのに、今度は一番前で聞く1年生に。新鮮ですよね。

1冊目はこちら。
はなす』(文 竹内敏晴 絵と文 長谷川集平 復刊ドットコム 2015年4月)

タイトルを読むと、すかさず「はなす、きく、みる」と言う男子。
「お。そうなんだよ、そういうシリーズの絵本なんだよ」(五感のえほん)
「怖い絵本? これ怖い絵本?」という男子も。

長谷川集平さんの絵に身を乗り出してくる子どもたち。
公園にいる顔色の悪い男の子は「変質者じゃん!」とツッコミが。

読み終わってから、つい最近、原付バイクで走ってて、ふっと一面の黄色いたんぽぽが咲いている原っぱを通り過ぎたとき
「きれい」っておんなじように嬉しく思ったって話をしました。
「そういうこと、みんなは、ある?」
「あるよ」「なんかわかるよ」と。

友だちになる、ケンカをする、なぐさめる、そばにいる、いいことを教える、みたいな関係性が描かれていて、4月の学童さんたちに読みたいなーと思って選びました。

2冊目。

あたまのうえにりんごがいくつ?』(セオ・レスィーグ作 ロイ・マッキー絵 たむらりゅういち訳 ペンギン社)

このドリフのコントのような展開、グイッと引き付けて、しかも盛り上がるんですよね。最高です。

3冊目。

いろいろたべもの』(作・絵 内田有美 偕成社)

これはもうカオスになった。
そうなるかー。
みんな口々に、答えたい。
食べ物縛りの色縛りのシルエットクイズ。
「かぼちゃ」をサクッと言い当てたのは驚愕。
やっぱり「買い」の絵本でした。買ってよかったです。

4冊目。

「この絵本は、1926年に生まれました。
今から、何年前でしょう?」

「99年前!」

「そう! 今から99年前の絵本だよ」

かしこいビル』(さく ウィリアム・ニコルソン やく まつおかきょうこ よしだしんいち ペンギン社)

すごいですよね。
99年前に、我が子のためにウィリアム・ニコルソンさんが生み出した絵本を99年後の小学生たちがこんなにも楽しんでいるなんてさ。
「それで? それで? どうなるの?」と子どもたちをひきつけるページのめくらせ方が秀逸なんですよね。
起・承・転・結 の典型 みたいな。
99年前に、この絵本を生み出すって、もうやられちゃってるじゃん。(ナニヲ?)

最後、5冊目。

いわくつきの絵本↓

せんたくかあちゃん』(さとうわきこ さく・え 福音館書店)

この絵本もカオスになってしまった。みんな絵本に寄ってきて。
森中に洗濯物が干されている場面。
大喜びだったのは、子どもの裸。
そんなに? っていうくらいコーフンしていました。
あの子どもたちの顔、みんなに見てもらいたいな。

こんな感じで30分で5冊の絵本を読みました。
選書やプログラムの参考にしていただけたらと思います。

子どもたちと絵本を読むのってなんて楽しんだろ。
新学期が始まりますね。
今度、絵本持ってお邪魔できるのは夏休みかな。

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参加者募集中
『やってみる? 読み聞かせボランティア』ガッツリ丸っと1日考える講座

日時 4月26日(土)10:00〜16:00(途中お昼休憩あります)
場所 絵本セラピスト協会セミナールーム(東京都中央区日本橋浜町2-46-1 くぼげんビル3F)
参加費 5500円
持ち物 『やってみる? 読み聞かせボランティア』(当日、ご用意もできます)
読みたい絵本(5分以内で読める)、お昼ご飯、飲み物、筆記用具

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