Blog ブログ
【報告】興居島での絵本セラピー「届ける」
2025年4月14日の愛媛県松山市の離島 興居(ごご)島での絵本セラピーについて、書きます。
絵本セラピーは、テーマを決めて絵本を数冊読みます。
絵本を入り口に簡単な問いかけをして、大人の人たちが語り合います。

主催のひろちゃん 山内さんのリクエストは「届ける」というテーマでした。
テーマが決まると「届ける」について、わたしは、あれこれ考えます。
届ける 届く 届かない 届かせる 届いちゃう 届けたい 届けたくない・・・
考えながら、絵本を選んで絵本セラピーのプログラムを作ります。
1冊目。
愛媛ならでは。愛媛で読むならこの絵本を。
親戚のおじさんがよく届けてくれたなあ。
一見、子ども向けなのだけど、視点をグーっとクローズアップし、この世のある仕組みにさえ想いをはせる。
2冊目。
子どもの育ちに必要なものを届ける。
健全な育ちへの祈りのようなもの。
3冊目。
届けられない。
がしかし、届く。
4冊目。
届けるつもりもないが、届いてしまったもの。
相手は誰かわからないけど、届けたもの。
5冊目。
誰かに届けたいもの。
うまくいかなくても、届いたもの。
うまくいかなかったから、届いたもの。
「届ける」ってなんだろう?
6冊目。
想いを届ける。応援を届ける。光を届ける。あたたかさを届ける。言葉を届ける。楽しさを届ける。明日への希望を届ける。受け取る人がいることを喜ぶ。

絵本を読んで解き放てば、あとは勝手に流れていく、絵本セラピーをわたしはそんなふうに感じています。
26人の方がご参加くださいました。
満員御礼でした。
いろんな立場のいろんな年代の方がご参加くださいました。
愛媛の絵本セラピストさんたちをはじめ、議員さん、民生委員さん、NHKのディレクターさん、司書さん、学校の先生、島に移住した方、子育て中の方、ひろちゃんの娘さんたち。
絵本セラピーが初めての方も多かったです。
初めて会った人と、「届ける」について語り合う不思議にあったかい空間。
絵本セラピーでなかったら、こんなこと、なかなかできないですよ。
道で出会ったご近所さんに
「ところで『届ける』について、どう思います?」なんて聞かないですもんね。
たくさんたくさんご感想をいただいたのですが、ほんの一部をご紹介させてください。
□興居島のいしちゃん より
はじめて絵本セラピーに参加させていただきました。
いくつかの絵本に込められた思いはそれぞれ、また、それを聞いた方の受け取り方や感じ方もそれぞれ異なったもので、皆さんのお話を楽しく聞かせていただきました。
□ひろみちゃん より
絵本を介すると誰もがおしゃべりになり、次々と連想が浮かんでいく様子が楽しかったです。
□かほさん より
今回参加したきっかけは、主催のひろみさんに誘っていただいたことでした。
絵本は”子どものため”というイメージでしたが、今回の絵本セラピーに参加して、大人だから感じることもあるなと気づかされました。
自分が子どもだった頃、同じ絵本を読んでいたとして、全然ちがう感想を持っていたと思います。
絵本を読むことで、良くも悪くも自分の変化(成長)にハッとさせられました。
また、グループでのワークショップが面白かったです。
みんなちがう感想、視点があって、シェアすることでたくさん気づきがありました。
誰かと絵本を読むということを個人的にもやってみたいと思いました。
□たむちゃん より
”大人向けの絵本の読み聞かせ”ってどんなだろう? と絵本の魅力を自分で言語化したいという思いで参加しました。
絵本を読んで感想を話し合うのは、大人だからこそというか、子どもの時にはやらなかったので新鮮で楽しかったです。
以前、知り合った学校司書さんが、読み聞かせのことを”修学旅行”と言っていて、”一人旅も楽しいけど、みんなでお話の世界に行けたらもっと楽しい”と言っていたのですが、それを実感しました。
もっともっと、絵本や紙の本に触れられる喜びを知りたいです。
□いのちゃん より
母が「届ける」というテーマを考えたと聞いて、素直に、素敵なテーマを考えるなあ…と誇らしくなりました。
わたしは「お届けする」という仕事をしていて、日々、届けるについて考えていました。
配達という仕事だけど「お届け」と言っているのは、心を届けているということだと思います。
同じものだけど「あなただから」という理由付きでものを買っていただけることに感謝したいと思いました。
届ける側が届けられる側になっていて、与えると思っていたけど、気がついたら与えられる側になっていました。
今ある幸せに感謝できる人でありたいです。
「とんちゃんに会ってほしいんだよ」と母にずっと言われていたので、お会いできてとても幸せでした。
ぎゅぎゅっと濃い時間だったと思います。
思い出しては、ひとりで うふふ となる時間でした。
わたしの中では、反省点もありますが、それは次回に生かします。
愛媛県内にも、絵本セラピストがいます。
ひろちゃん、ひでちゃん、ミシンちゃん、けいこさん、てらてらさん、けんちゃん・・・
ぜひ、絵本セラピー、またご体験いただきたいと思います。

また、絵本セラピスト養成講座なるものも開催されています。
絵本が入り口だと平和なのですよ。
5月5日、循環するお庭で絵本セラピーやります。
同じテーマでやります。
【5月5日(月祝)】 循環するお庭で絵本セラピー 〜届ける〜
【メニュー】おとなのための参加型絵本講座(絵本セラピー)
興居島での絵本の時間についてはこちらにも書きました
【報告】愛媛県松山市の離島 興居島でフリーの読み聞かせ会 60分で読んだ絵本10冊
【報告】 愛媛県松山市 興居島にて絵本で子育て講座「大切にしようと心に決めました!」
絵本セラピーは、テーマを決めて絵本を数冊読みます。
絵本を入り口に簡単な問いかけをして、大人の人たちが語り合います。

主催のひろちゃん 山内さんのリクエストは「届ける」というテーマでした。
テーマが決まると「届ける」について、わたしは、あれこれ考えます。
届ける 届く 届かない 届かせる 届いちゃう 届けたい 届けたくない・・・
考えながら、絵本を選んで絵本セラピーのプログラムを作ります。
1冊目。
愛媛ならでは。愛媛で読むならこの絵本を。
親戚のおじさんがよく届けてくれたなあ。
一見、子ども向けなのだけど、視点をグーっとクローズアップし、この世のある仕組みにさえ想いをはせる。
2冊目。
子どもの育ちに必要なものを届ける。
健全な育ちへの祈りのようなもの。
3冊目。
届けられない。
がしかし、届く。
4冊目。
届けるつもりもないが、届いてしまったもの。
相手は誰かわからないけど、届けたもの。
5冊目。
誰かに届けたいもの。
うまくいかなくても、届いたもの。
うまくいかなかったから、届いたもの。
「届ける」ってなんだろう?
6冊目。
想いを届ける。応援を届ける。光を届ける。あたたかさを届ける。言葉を届ける。楽しさを届ける。明日への希望を届ける。受け取る人がいることを喜ぶ。

絵本を読んで解き放てば、あとは勝手に流れていく、絵本セラピーをわたしはそんなふうに感じています。
26人の方がご参加くださいました。
満員御礼でした。
いろんな立場のいろんな年代の方がご参加くださいました。
愛媛の絵本セラピストさんたちをはじめ、議員さん、民生委員さん、NHKのディレクターさん、司書さん、学校の先生、島に移住した方、子育て中の方、ひろちゃんの娘さんたち。
絵本セラピーが初めての方も多かったです。
初めて会った人と、「届ける」について語り合う不思議にあったかい空間。
絵本セラピーでなかったら、こんなこと、なかなかできないですよ。
道で出会ったご近所さんに
「ところで『届ける』について、どう思います?」なんて聞かないですもんね。
たくさんたくさんご感想をいただいたのですが、ほんの一部をご紹介させてください。
□興居島のいしちゃん より
はじめて絵本セラピーに参加させていただきました。
いくつかの絵本に込められた思いはそれぞれ、また、それを聞いた方の受け取り方や感じ方もそれぞれ異なったもので、皆さんのお話を楽しく聞かせていただきました。
□ひろみちゃん より
絵本を介すると誰もがおしゃべりになり、次々と連想が浮かんでいく様子が楽しかったです。
□かほさん より
今回参加したきっかけは、主催のひろみさんに誘っていただいたことでした。
絵本は”子どものため”というイメージでしたが、今回の絵本セラピーに参加して、大人だから感じることもあるなと気づかされました。
自分が子どもだった頃、同じ絵本を読んでいたとして、全然ちがう感想を持っていたと思います。
絵本を読むことで、良くも悪くも自分の変化(成長)にハッとさせられました。
また、グループでのワークショップが面白かったです。
みんなちがう感想、視点があって、シェアすることでたくさん気づきがありました。
誰かと絵本を読むということを個人的にもやってみたいと思いました。
□たむちゃん より
”大人向けの絵本の読み聞かせ”ってどんなだろう? と絵本の魅力を自分で言語化したいという思いで参加しました。
絵本を読んで感想を話し合うのは、大人だからこそというか、子どもの時にはやらなかったので新鮮で楽しかったです。
以前、知り合った学校司書さんが、読み聞かせのことを”修学旅行”と言っていて、”一人旅も楽しいけど、みんなでお話の世界に行けたらもっと楽しい”と言っていたのですが、それを実感しました。
もっともっと、絵本や紙の本に触れられる喜びを知りたいです。
□いのちゃん より
母が「届ける」というテーマを考えたと聞いて、素直に、素敵なテーマを考えるなあ…と誇らしくなりました。
わたしは「お届けする」という仕事をしていて、日々、届けるについて考えていました。
配達という仕事だけど「お届け」と言っているのは、心を届けているということだと思います。
同じものだけど「あなただから」という理由付きでものを買っていただけることに感謝したいと思いました。
届ける側が届けられる側になっていて、与えると思っていたけど、気がついたら与えられる側になっていました。
今ある幸せに感謝できる人でありたいです。
「とんちゃんに会ってほしいんだよ」と母にずっと言われていたので、お会いできてとても幸せでした。
ぎゅぎゅっと濃い時間だったと思います。
思い出しては、ひとりで うふふ となる時間でした。
わたしの中では、反省点もありますが、それは次回に生かします。
愛媛県内にも、絵本セラピストがいます。
ひろちゃん、ひでちゃん、ミシンちゃん、けいこさん、てらてらさん、けんちゃん・・・
ぜひ、絵本セラピー、またご体験いただきたいと思います。

また、絵本セラピスト養成講座なるものも開催されています。
絵本が入り口だと平和なのですよ。
5月5日、循環するお庭で絵本セラピーやります。
同じテーマでやります。
【5月5日(月祝)】 循環するお庭で絵本セラピー 〜届ける〜
【メニュー】おとなのための参加型絵本講座(絵本セラピー)
興居島での絵本の時間についてはこちらにも書きました
【報告】愛媛県松山市の離島 興居島でフリーの読み聞かせ会 60分で読んだ絵本10冊
【報告】 愛媛県松山市 興居島にて絵本で子育て講座「大切にしようと心に決めました!」