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ご感想 大人のための絵本セラピー

【報告】循環するお庭で絵本セラピー「こわす・つくる」絵本セラピストとしてあるまじき

2025年5月16日、絵本セラピーを開催しました。

絵本セラピーとは、大人だけで絵本を読んで分かち合う場。

2016年に絵本セラピストになってから、通算151回目の絵本セラピーでした。

場所は、循環するお庭(とわたしが勝手に呼んでいる個人のお宅のお庭)。
10時から14時までの4時間。
薪で火を熾して、お湯を沸かし、お庭のハーブを摘んで、お茶を淹れるところから始まります。
途中でお昼ご飯を食べます。

今回は、北海道は旭川のもっと北、名寄市在住のお友だちのリクエスト開催でした。
募集する前に満員御礼となりました。
「こわす・つくる」というテーマで絵本セラピーをしました。
実は、そのお友だちのことを想って、このテーマにしました。



1冊目。

科学絵本。
あったものがこわれて、なくなっていくように見えるけど、実は、また別の場所に行って役に立っている。
ちょっとした問いかけもある。なかなか、難易度の強弱があり、ひねりもあり、ニクイ。

2冊目。

作るのはいいけど、この惨状は、目を覆いたくなる。もしくはブチギレそう。
だがしかし、ナイスフォローをぶちかましてくる。
こんなふうに作れるか。
最近、作ったものは。

3冊目。

大好きなものをうっとり。
他人と比べて、もっといいものを作りたくなる。
張り合った結果、起きること。

4冊目。

作って、壊れて、直して、また壊す。
こわす、とは、いったいなんだ。

5冊目。

問題作。
なぜ、作ったのか。

6冊目。

簡単ではないものを作り、必要でないと見定めたら、迷いなく、壊す。
壊すことにもエネルギーがいる。
壊すことも、ある意味、クリエイティブなのでは。

こんな感じで、4時間、絵本を読み、皆さんと語り合いました。

もちろん、言いたくない、パスもオッケーです。

わたしは、恥ずかしくて恥ずかしくて、誰にも言うつもりのなかった、やらかしネタをなぜか暴露してました。
本当にそんなつもりはなかったのに。
そこでわたしが壊したもの。
壊して失ったものはあるが、得たものもあること。

皆さんからは、思わずメモする情報提供などもおおいにありました。

差し入れいただいた、自家製グラノーラの作り方
お洋服のシミを可愛くリメイクする工夫
議場で絵本ライブ、仏具店で読み聞かせの実践

などなど。



いただいたご感想

□ちゃこちゃんより

毎回神回なのですが、今回もすごかった!
循環するお庭とオーナーさんととんちゃんと参加者さんとで起る化学反応が、毎回神がかっていると思います。

あっという間だったけれど、ゆったり流れてた4時間…そこで作った参加者さんとの関係性が儚くも濃厚でした。今回はとんちゃんのはからいがほんのり伝わってきていたので、最後に感想を述べた時に涙腺崩壊しました。(中略)色んな想いが溢れて涙も溢れてしまいました。

案の定、ご紹介していただいて持っていない絵本を欲しくなりました!

思い出したんです!
靴下作りになぜハマったか?好きなのか?
小さい作品だから割とすぐに成果を手にできるということと、編み物は、もし間違えたり納得いかない部分があったら、解いて編みなおせば良いんですよ。やり直しがきくってなんか良い。

最近色々あって、色々考える事が多いのですが改めて、オーナーさんととんちゃんの“謙虚さ”を見習いたく、そういう美学を持って私も生きていきたいと思いました。







そうなんですね、編み物は、「つくる・こわす」ができるのかー!

絵本セラピーは、あの場でみんなで作る時間なのですよね。

化学反応に、内心(そうきたかー!)と叫んでます。
予想も予定もできない部分が尊い。




□山梨からご参加のひーちゃんより

今日は
とんちゃんの時間の感覚が
すっかり
すっとんでしまってたのが楽しかったです!
なのにちゃんと時間ぴったしに終わってたのもさすがだったし。

とんちゃんの絵本セラピーは

日頃バタバタしている私にとって
強制的?!にリセットしてもらえて
そして一期一会の皆様ともお会いできる
とても大切な時間であります。





そう。
びっくりなのですが、わたし全然、時計を見てない。
絵本セラピストとしてあるまじき。
皆さんのお話に耳を傾けていたら、あっという間に2時間経過してて、びっくり。
それでいて、時間ぴったりに終わりにする。
着地のポーズをバシッと決めた体操選手の気分。




□千葉からご参加のりえちゃんより

二回目の参加でしたが、相変わらず順番まわってきた時にしどろもどろになってしまいました。いい大人なんだけども。。でも、ほーーんとうにとんちゃんもこのお庭に集まった皆様も暖かくて暖かくてお庭の空気にも癒されてなんだか訳のわからない涙まででてしまいました。

今回のテーマ、こわす・つくる。
私は何だかすぐにはピンとこなかったけれど
一冊、一冊と読んでもらううちに皆様の深いお話聴きながら、なるほどなあと思っていました。
こわすことはつくるのと同じくらいエネルギーがいること。実はクリエイティブなことかも。というとんちゃんの言葉が印象的でした。
帰りの電車のなかで、思春期の子供たちも親に刷り込まれた価値観を一度叩き壊し、自分を作っていっているのかもなあと思いました。そして、私も古くなった価値観をばさばさと捨てたいと思いながら、なかなかすぐにはできず、あーでもないこーでもないともがきながら、ポロポロと壊していっているところかなとおもいました。

前回伺った時はまだ土のなかで眠っていた植物たちものびのびとお庭で手足をのばしていて
あおあおとしてまぶしかったです。





ぜんぜん、流暢によどみなくお話する必要なんかないのです。
そのまんまの、りえちゃんであの場にいてくださったのが嬉しいのです。

わたしは、絵本セラピーの数日後に、言葉や気持ちや感情が浮かんでくることがあります。
数ヶ月後、とか、数年後の場合もあります。
誰かの言葉を、折に触れて思い出すことも、あります。
時間差でハッとすること、感情の揺り戻し、波紋のようなものが、快感だったりします。

それでまた、やりたくなっちゃうんだよなー。
また、参加してもらえたら嬉しいです。



4時間なのは、循環するお庭だから。
90分とか120分とかでもできます。
「こわす・つくる」というテーマ、面白いかもしれません。
その時、その場で、集まった皆さんで、全く違う時間が流れることでしょう。

出張します。
お気軽にお声かけください。

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