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夏休みの始まった頃に隙あらば読みたい絵本『はじめてのキャンプ』

はじめてのキャンプ
(林明子 さく・え 福音館書店 1984年6月)


夏の始まりの頃に読みたい絵本。
104ページあるけど、隙あらば読みたい。
好きすぎて、ほぼ暗記しているかもしれません。
動きと表情のある細い線と最低限の色づかい。

みそっかす扱いのちっちゃい女の子 なほちゃん。

4人の大きい子たちに、口々にダメだと言われても、「キャンプに行きたい」と意思表示。

大きい子にだめだと言われた経験のある子も、小さい子にダメだと言ったことがある子も、ニヤッとしてしまう場面。

この4人のダメな理由を、このあと、なほちゃんは、華麗に回収していくのです。

おばさんから与えられたミッションは、「暗い外に一人でおしっこに行けるか」。

大きい子たちは、「ほら、やっぱり」と言いながらも、ちっちゃいなほちゃんをフォローしてくれる。

キャンプの夜にお決まりの怖い話。

テントの中で話しているふうに、ヒソヒソと低めの声で話すと、聞いている子どもたちも息を潜めるようにしている。

いよいよ、なほちゃんの最後のミッション、一人でおしっこに行く。

おそらく、ともこおばさんは寝たふりをして、なほちゃんの勇気を試したのよね。

鳴いていた虫がピタッと鳴き止む感じがリアル。

キャンプの夜の真っ暗な絵がとても良い。
黒と濃紺で目を凝らさないと見えないくらいのシルエット。
空いっぱいの星。

ともこおばさんは、なほちゃんにこう言います。

「なほちゃん えらかったわ、
もう いちにんまえ、ひとりで
おしっこに いけたものね」


このセリフを自分に言ってほしい、とうちの長女がせがんだなあ。

最後

「わたし、おおきいこのように
ちゃんと キャンプできたよ!」

こんな顔を、誰もが、どこかでできたらいいな。



インスタグラムでも喋りました。





はじめてのキャンプ
(林明子 さく・え 福音館書店 1984年6月)


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