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良い絵本ってなんなんだろう? 『アンパンマンとABC』
「もうすぐ、夏休み終わって、学校始まるから、テストしまーす。
英語のテストでーす」
「えー。やだー」
非難轟々の学童保育所にて、取り出したるはこちらの絵本。
『アンパンマンのミニワーク② アンパンマンとABC』
(原作 やなせたかし 作画 東京ムービー フレーベル館 2001年9月)

10センチ四方の小さなサイズ。
ボードブックになっています。
「じゃ、パッと開いたページにあるものを英語で答えてください」
パッ
「これは?」
「カンガルー」
「これは?」
「凧!」「カイト!」
「おおお〜。正解。では次」
パッ
「これは?」
「コップ!」「マグ」
「これは?」
「鏡!」「ミラー」
こんなふうに、全部は読まず、適当に開いたページにある英単語を答えてもらいました。
盛り上がりましたね。
日本語の言葉を英語風の発音で言う子がいたり、「わたし、英語、習ってる」と意気揚々と答える子がいたり。
見開きの左上にアルファベットが一つ。
そのアルファベットで始まる単語の絵が2つ。アンパンマンのキャラクターも描かれています。
そして、綴りと発音も。
例えば、カンガルーは「kangaroo キぁンガルー」
コップは「mug マグ」
鏡は「mirror ミラ」
ピアノは「piano ピあノウ」
このとおりに読むと、英語っぽく読める。
この絵本は、我が家で子どもたちが小さい頃、よく読んでいました。
アンパンマンに乗じて、英語を覚えさせようというイヤらしい魂胆があったのか、なかったのか。
我が子以外の子どもに読み聞かせをしたのは初めてでした。
今まで、この絵本を読もうと思いつきもしませんでした。
夏休みの学童保育所で、こちらの本を紹介したいと思いました。
『あれはだれの歌 やなせたかし 詩とメルヘンの世界』
(やなせたかし 瑞雲舎 2005年5月初版 2024年4月新装版)
その導入として、(アンパンマンの絵本、なかったかなー)と探して、本棚の奥で埃をかぶっていたこの絵本を見つけたのです。
読み聞かせボランティアは、選書が命。
せっかく読むなら、良い絵本を。
いや待てよ、良い絵本ってなんだ?
「主食の絵本とおやつの絵本」という考え方があるようです。
ロングセラーで、子どもの心を豊かにする良質の絵本は主食の絵本、キャラクターやアニメの絵本はおやつの絵本。
「ノンタンやアンパンマンの絵本は、良い絵本とは言えない」との話も聞いたことがあります。
正直、自分から積極的にキャラクター絵本を買おうとしない時期が長かったです。なんとなく下に見ていたんです。
失礼な話です。絵本のせいにして、恥ずかしいです。
今ではこう考えています。
良い絵本とは、それを開いて読む時間、子どもと大人が心を通わすことができるもの、なんじゃないだろうか。
だとしたら、読み手次第で、聞き手次第で、いくらでも、良い絵本になるのかもしれない。
良い絵本ってなんなんだろう?
えらい先生が良い絵本というから本当に良い絵本なのか?
ちゃんと自分で考えたほうがいいのではないでしょうか。
そこで生まれる時間がどんな時間になるのかなということを真剣に考えたいです。
いわゆる「おやつ絵本」と言われそうな絵本で、どんな時間が生まれるのか、またチャレンジしてみよう。
『ノンタン』のすごさを知らなかった→安さ・大和絵・最多ミリオン・裁判
ポケモンと共に過ごした人も そんな子どものそばにいた大人もグッとくる絵本『ポケモンのしま』
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10センチ四方の小さなサイズ。
ボードブックになっています。
「じゃ、パッと開いたページにあるものを英語で答えてください」
パッ
「これは?」
「カンガルー」
「これは?」
「凧!」「カイト!」
「おおお〜。正解。では次」
パッ
「これは?」
「コップ!」「マグ」
「これは?」
「鏡!」「ミラー」
こんなふうに、全部は読まず、適当に開いたページにある英単語を答えてもらいました。
盛り上がりましたね。
日本語の言葉を英語風の発音で言う子がいたり、「わたし、英語、習ってる」と意気揚々と答える子がいたり。
見開きの左上にアルファベットが一つ。
そのアルファベットで始まる単語の絵が2つ。アンパンマンのキャラクターも描かれています。
そして、綴りと発音も。
例えば、カンガルーは「kangaroo キぁンガルー」
コップは「mug マグ」
鏡は「mirror ミラ」
ピアノは「piano ピあノウ」
このとおりに読むと、英語っぽく読める。
この絵本は、我が家で子どもたちが小さい頃、よく読んでいました。
アンパンマンに乗じて、英語を覚えさせようというイヤらしい魂胆があったのか、なかったのか。
我が子以外の子どもに読み聞かせをしたのは初めてでした。
今まで、この絵本を読もうと思いつきもしませんでした。
夏休みの学童保育所で、こちらの本を紹介したいと思いました。
『あれはだれの歌 やなせたかし 詩とメルヘンの世界』
(やなせたかし 瑞雲舎 2005年5月初版 2024年4月新装版)
その導入として、(アンパンマンの絵本、なかったかなー)と探して、本棚の奥で埃をかぶっていたこの絵本を見つけたのです。
読み聞かせボランティアは、選書が命。
せっかく読むなら、良い絵本を。
いや待てよ、良い絵本ってなんだ?
「主食の絵本とおやつの絵本」という考え方があるようです。
ロングセラーで、子どもの心を豊かにする良質の絵本は主食の絵本、キャラクターやアニメの絵本はおやつの絵本。
「ノンタンやアンパンマンの絵本は、良い絵本とは言えない」との話も聞いたことがあります。
正直、自分から積極的にキャラクター絵本を買おうとしない時期が長かったです。なんとなく下に見ていたんです。
失礼な話です。絵本のせいにして、恥ずかしいです。
今ではこう考えています。
良い絵本とは、それを開いて読む時間、子どもと大人が心を通わすことができるもの、なんじゃないだろうか。
だとしたら、読み手次第で、聞き手次第で、いくらでも、良い絵本になるのかもしれない。
良い絵本ってなんなんだろう?
えらい先生が良い絵本というから本当に良い絵本なのか?
ちゃんと自分で考えたほうがいいのではないでしょうか。
そこで生まれる時間がどんな時間になるのかなということを真剣に考えたいです。
いわゆる「おやつ絵本」と言われそうな絵本で、どんな時間が生まれるのか、またチャレンジしてみよう。
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