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面白いったら面白い。小学生に出会ってほしいシリーズ4冊『にんきもののひけつ』

絵本セラピスト仲間のドラちゃんにご紹介いただいた本。

ドラちゃんは長年、小学校の担任をしてて、クラスの子に、この本面白いんだよって教えてもらったそう。

面白そうな匂いがプンプンするから読んでみたいとシリーズ4冊を図書館から借りてきました。
本当に本当に面白かった。
どんどん読み進められちゃう。あっという間に4冊読めちゃう。
声を出して笑っちゃう。(電車内では読めない本だわ)



シリーズ1作目。
にんきもののひけつ
(森絵都 文 武田美穂 絵 童心社 1998年10月)

こまつくんはバレンタインデーに27個もチョコをもらったのに、けいたは義理チョコひとつだけ。
なんでこまつくんはにんきものなんだろう? と不思議に思ってけいたは調べ始めます。
みんなに聞いたり、尾行したり。
どうしてもわからなくて、こまつくんに聞きます。
すると、こまつくんは、にんきものの秘訣を打ち明けます。
それがもう、衝撃の秘訣。
これはぜひ、読んでほしい。

シリーズ2作目は、こまつくん側から描かれます。
にんきもののねがい
(森絵都 文 武田美穂 絵 童心社 1998年10月)

にんきもののこまつくんは、実は孤独を感じています。
こまつくんは、あだ名がないのです。
あだ名で呼ばれたいと願っています。願いを叶えるためにアピールしてみますが、ことごとくうまくいかないのです。
ところが、こまつくんは、勇気を振り絞ってみんなの前でアピールします。最高です。声出して笑っちゃいます。

シリーズ3作目と4作目
にんきものをめざせ!
(森絵都 文 武田美穂 絵 童心社 2001年4月)

にんきもののはつこい
(森絵都 文 武田美穂 絵 童心社 2001年4月)

女子が主人公。恋愛ネタです。異性を意識する女心が描かれています。相手は、けいたとこまつくん。

森絵都さんのユーモアと優しさと切なさを武田美穂さんのマンガチックな絵が倍増させてる。
妄想シーンは、最高。

小学生に出会ってほしい物語。
朝の読み聞かせで読めるかしら。読みたいな。
挑戦してみました。
小学校2年生のクラス。


「あのね、小学生の子が『すっごく面白い本だよ』って教えてくれた本があってね。
図書館で借りてきて読んだら、すっごく面白かったから、みんなにも紹介したいと思って持ってきたんだけど。
読んでもいいですか?」

「いいよ」
「知ってる! 図書館に4冊ある!」

『にんきもののひけつ』
(森絵都 文 武田美穂 絵 童心社 1998年10月)


読んでみました。
盛り上がる、盛り上がる。

こまつくんがチョコレートを27個もらった場面では、
「えー〜ー?!」と一斉に声が上がる。
けいたがもらったのは1個だけ、という場面でも
「えええーーー!!」
「1個だって嬉しいじゃん」
本音も漏れる。
「この ふこうへいは
なんなんだ!」というけいたに
「それは不公平じゃないし」という冷静なツッコミを入れる男子も。

けいたが尾行するシーンでは
「うわあ!」
「ストーカーだめ!」と騒然となった。

全部読んでも8分40秒だった。

「これが1冊目。
2冊目は、こまつくんが主人公。
3冊目は、かなえが主人公。
4冊目もある。
全部面白かったよ。
図書館で借りて読んでみてください」

小学生のリアルな生活が描かれていて、子どもたちが前のめりに喜んでくれました。

「こまつくんも読んで〜〜〜」と言われたけど、時間オーバーでした。





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