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焦りよりもむしろむしろ勇気づけ『おつきさまとさんぽ』

『おつきさまとさんぽ』
(八百板洋子 ぶん 平岡瞳 え 福音館書店 ちいさなかがくのとも 2025年10月号)


定時で上がれなくて、残業せざるを得なくて、必死で家に向かって歩いているとき、視線を感じて、顔を向けるとそこにお月様。

「あ。お月様」

そういう経験がわたしには何度もあります。

なんでしょう。
目があるわけでもないのに、視線を感じるっていうのは。

お月様が見てくれている。
必死に帰るわたしを見てくれている。

それは、焦りよりもむしろ、勇気づけにより近かったように思い出します。

そんなことを思い出した絵本です。

青山ブックセンターで出会いました。

青いんだけど、濃い青。
でも、月の明かり。

明るいけど、暗い。

そんな色が、いい。

月がついてくる。

月を連れて歩く。

その感覚が、すごくいいなあ。
子どもたちと共有したいなあ。

そう思って購入しました。




小学2年生の朝の読み聞かせで初めて読んでみました。

「この絵本、最近買ったばかりで、まだ、誰にも読んでないの」

「えー。初?」

「やったー」

「お月様は見る?」

「バナナみたいな月、見たよ」
「いつも下弦の月か上弦の月か見てる」
「満月みた」
「日蝕みた」「月蝕みた」

「わたしもお月様見るの好きで、こういう絵本を見つけたので買ってしまったのです」

ワイワイ言いながら楽しんでくれたようです。

いつもじゃなくていいんだけど、俯いていた人が、ふと上を見上げたとき、お月様が、誰かを見守ってくれる存在であったらいいな。




この日、2年生のクラスで他に読んだ絵本はこちら

面白いったら面白い。小学生に出会ってほしいシリーズ4冊『にんきもののひけつ』

小学生に赤ちゃん絵本? 『がたんごとんがたんごとん』









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