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ご感想 大人のための絵本セラピー

循環するお庭で絵本セラピー もうすぐ3歳の女の子も一緒に

2025年10月13日は、循環するお庭(とわたしが勝手に呼んでいる個人宅のお庭)で絵本セラピーでした。
数えたら、循環するお庭での絵本セラピーとしては、54回目でした。
(ちなみに、第1回目は2015年5月31日)

奈良、兵庫、静岡、千葉、川崎などからご参加いただきました。
もうすぐ3歳になる女の子もパパとママと一緒に参加してくれました。
初めてのお庭体験の方も。
お久しぶりの方も。
念願の8年越しの方も。



完全なる雨予報だったのですが、なぜか一滴も降らず、暑いくらいでした。
焚き火でお湯を沸かし、
お庭のローゼルを摘んで、爽やかな酸味のある赤いお茶をいただきました。



おかわりのお茶は、薬草ケツメイシとドクダミのお茶。
循環するお庭に自生してます。

途中で、お昼ご飯をいただき、10時から14時までの4時間。

ゆったりとしたお庭時間を過ごしました。

絵本セラピーのテーマは、リクエストをいただき「育つ」でした。

「育つ」を考えました。

まず思ったのが、「育つ」と「育てる」は、違うな、ということ。

わたしは、絵本セラピーのプログラムを考えるときに、国語辞典で意味を調べることから始めることが多いです。

わたしの学研現代新国語辞典第6版によると

(以下引用)
育つ
①生物がある環境の下で、成熟への過程を進む。また、成熟の状態に達する。また、小規模のものなどが大きくなる(発展する)。成長する。成育する。
②学び、また教えられて、一人前になる(過程を進む)。

育てる
①手をかけて、生物の成長を導き助ける。また、小規模のものなどが大きくなる(発展する)ようにする。
②一人前にするために教え導く。
(引用ここまで)

国語辞典による意味を知ったうえで、さらに「育つ」ってなんだろう? と考えて絵本を選びます。

4時間で、7冊の絵本を読みました。
読んだことをSNSなどに投稿しないことを条件に許諾をいただいた絵本もあるので、タイトルは書けないのですが、チラッとご紹介します。

1冊目。
子どもと大人。
子どもを見て、大人を想像する科学絵本。
赤ちゃん向け絵本のようでいて、難易度が異様に高いのが紛れている。

2冊目。
大きく育ったお芋を子どもたちはどうするか。

3冊目。
食べて食べて綺麗になって大きくなって、食べちゃいけないものを食べちゃって、全部出ていっちゃって、でもちょっと前より大きく育ってる。

4冊目。
科学絵本。育つことを阻害するもの。なくなったら困るもの。

5冊目。
昔話。この昔話の中で育ったものはなんだろう。

6冊目。
あの二人による姉妹のロングセラー絵本。
育つために必要なものはなんだろう?

7冊目。
勝手に育ってしまう。そのとき必要だった もの・人・場所は、育ったら必要なくなる。がしかし、そのときは必要だったのだ。
勝手に育つが、必要十分な手助けは必要。

絵本を読み、初めまして同士の大人の皆さんが、仲良くなれる絵本セラピーがわたしは好きです。



循環するお庭の絵本セラピーに兵庫県からはるばる参加してくれたゆずちゃんからご感想をいただきました。




循環するお庭のオーナーさんもお庭も「しぜんたい」で生きている。
いいことも、そうでないことも、楽しいことも、辛い、悲しいこともひっくるめて取込み、化学反応をおこしながら熟成して、最後は土に戻る。
産まれてから死ぬまでの間、すべての生き物は、こうして循環しているんだなと、とんちゃんの「そだつ」の絵本を聞きながら、育ち初めている子供さんを見ながら、皆さんのお話も時間の経過と共にそだっていき、最後は、自分がこれからどんな「そだち」をしていくのか、そして、残りの人生で何を「育てて」行くのか考える時間になりました。




ゆずちゃんが感じられたように、いいことも、そうでないこともひっくるめた「しぜんたい」の生き様が、お庭にも現れているんだなあ。

わたしは、循環するお庭のオーナーさんの言葉

「失うと いただくものが 多くなる」

名言だと思いました。
忘れないようにしたいと思いました。

皆さん帰られてから、オーナーさんが
「絵本を読んでもらっている皆さんのお顔を見てたの。
みんな、子どもみたいにうれしそうだったわ。」と
教えてくれました。

わたしは、大人の人に読むときは、聞いている人を見ないようにしています。
だから、どんな表情かわからないのです。
そうだったのかー。
嬉しいなー。

奈良のみほちゃんが参加してくれました。




あこがれだった『とんちゃんの絵本セラピー』
それも、循環するお庭で楽しめて幸せでした。
時間の流れが違う場所でした。
風も気持ちよく、すべてが心地よかったです。

私が一番、刺さった絵本は…どれも、全部でした。

読んでもらうってあんなに気持ちが良いものなのですね。
考えたり、
ぼーっとしたり、
気持ちいいな〜と思ったり
綺麗だな〜って感じたり
日常から離れた時間でした。




時間の流れ方が、違うんですよね。
「循環するお庭時間」

ゆったりと流れるのに、あっという間。

みほちゃんの絵本を受け止める言葉にハッとする瞬間が何回か、ありました。

反芻して楽しんでいます。



今回の絵本セラピーのテーマ「そだつ」をご提案くださった こうちゃんよりメッセージをいただきました。

こうちゃんは、もうすぐ3歳の女の子と、パパさんと家族3人で参加してくれました。




循環するお庭にいざ到着しても最初は場所見知りでパパの抱っこからなかなかおりようとしなかった娘が、少しずつ慣れてきてその場に馴染んでいく様子を見てたらなんだか嬉しくて。
娘が時々大きな声を出したり、グズったりしても参加者の皆さんが温かく見守ってくれてるなぁ…という空気を感じていたところで、あの絵本ではみんなが一緒にいるからいいんだ、そこに意地悪を言う子がひとり(1匹?)いた途端に上手くいかなくなってしまう…というような話題が出たことにハッとしました。
きっと昨日ご一緒させていただいた皆さんが娘に向けてくださった優しい眼差しも、娘に優しく話しかけてくれたことも、全部全部娘がこれからも健やかに育っていくひとつのパワーになるような気がして。
あの場を共有してくださった皆さんありがとうございました。




"そだつ"というテーマでの絵本セラピー、循環するお庭にぴったりだよな、とても良かったなぁって噛み締めていました。

まつぼっくりにあんなに歓喜する姿。
絵本を読み始めると、クイっと気持ちを向けてくる気配。
合間合間に入るかわいい一言。
3歳の女の子の放つエネルギーがもう、レアで、可愛くて、ニヤけちゃって、和んじゃって。
ご機嫌ナナメになるとパパさんが抱っこして、あやしたりしてて。

「そだつ」というテーマ、本当にピッタリでした。

わたしが2012年にブログを書き始めた当初から、ずっと読んでくださっている千葉のけいちゃん。

実は8年前に、循環するお庭での絵本セラピーにお申し込みくださっていたのですが、そのときは、参加できなくなってしまったのでした。
だから8年越しのお庭。




海の見える高台のお庭。
たくさんの松ぼっくりを落としてくれる大きな松の木。
立派なリュウゼツラン。
ワレモコウ、オミナエシ、、フジバカマ、ホトトギスなどが咲いている詩情溢れる循環するお庭!
そこに住むあるじの方の素敵な佇まい、丁寧な暮らしぶりがうかがわれすっかり魅了されました。
とんちゃんが「大好き❣️」とおっしゃるのもむべなるかなと思ったことでした。
そんななかで 摘み立てのフレッシュハーブティーを頂きながら、とんちゃんが読んでくださる絵本の声に耳を傾ける。
(何度もお替りを注いくださりありがとうございました)
とんちゃんのすぐ隣という特等席。
目の悪い私にはしっかり絵を見ることができありがたかったです。
絵本好きの方達と炉を囲んで一緒に楽しむひとときは、何物にも変え難い貴重なものでした。
リピーターの方が多く、絵本セラピストや新幹線を乗り継いでいらした方などとんちゃんのセラピーが如何に魅力的かを物語っていました。
循環するお庭での絵本セラピーはまさに至福の時間でした❣️




けいちゃんは、直感で、パッと言葉が出せる方です。
それに、記憶力もすごく良い方です。
松谷みよ子さんの本と人形の家が月に一度だけ臨時開館していることを教えてくださったのも、けいちゃんです。10年前ですね。

そのときのブログ:鳥肌 コーフン 本物のモモちゃんに会ったよ



絵本セラピーは、場の力が大きいと思います。

おんなじテーマで、おんなじメンバーでも、場所が違えば、また違ってくるだろうなあと思います。

出張します。
お気軽にお声かけください。

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