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自治会の地域サロンで読み聞かせ
2025年10月15日、初めての場所で絵本を読みました。
神奈川県小田原市の自治会、酒匂・小八幡地区まちづくり委員会が主催するサロン「ふらっとエスケイ」
毎月1回、開催しているそうです。
ご参加の皆様の多くは、人生の大先輩。
1時間15分。
以下、実況中継風に。
まずは自己紹介。人生の大先輩が多いバージョン。
「甲乙丙の上をいく 上甲です」
「おおお〜!」
直前にやらかした失敗を早速暴露しました。
実は、会場を間違えてしまったのです。
着いた会場は「小八幡公民館」
シーンとしてる。ここじゃない?
新しくできた「酒匂・小八幡地区公民館」でした。紛らわし。
思い込みって怖い。前の日に地図をプリントアウトして、通る道もシュミレーションして準備万端だったのに。
早め行動してたので、間に合ってよかったです。お騒がせしました。

気を取り直して、皆さんと一緒に滑舌をなめらかにするこちらの絵本から。
『生麦生米生卵』
(長谷川義史・作 齋藤孝・編 ほるぷ出版 2006年12月)
「皆さん、事前に練習してたんですか?」ってくらい、とってもお上手でした。
チャレンジ精神もありました。
では、次はちょっと難しい絵本。
「『しろとくろ』と『ちゃいろ』、どっちがいいですか?」
多数決でこちらになりました。
『しりとりあそび ちゃいろ』
(星川ひろ子・星川治雄 小学館 2008年11月)
写真絵本です。
次のしりとりの言葉を当ててもらいながら読みます。
難しいのはヒントを出します。
見事正解すると、「おおおお〜」とドヨメキが起きました。
「さて、皆さん、昔話といえば、どんなのをご存じですか?」
「さるかに」
「桃太郎」
「一寸法師」
「花咲じい」
どんどん出てきます。
「では、『桃太郎』ってどんなお話でしたっけ?」
「昔々、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんは、山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に」
「はい、そうですね。桃は、どんなふうに流れてきましたっけ?」
「どんぶらこ どんぶらこ」
「なるほど。では、その桃から桃太郎はどんなふうに出てきましたっけ?」
「おばあさんが包丁で桃をスパンと真っ二つに」
「なるほど。では、こちらの絵本を読んでみますね」
『ももたろう』
(松居直 文 赤羽末吉 画 福音館書店 1965年2月)
桃が流れてくる場面、桃太郎が桃から出てくる場面では、皆さんの目が見開かれる。
(思ってたんと違う!)
そう。この絵本では
桃は「つんぶく かんぶく」と流れてくるし、
桃が「じゃくっと われて」桃太郎が生まれるのですよ。
赤羽末吉さんの絵が、いかに抜かりなく描いているか、例えば、鬼退治に行くとき、おじいさんとおばあさんが用意してくれたもの。
なんでしたっけ。
それをどう使ったか、どう描かれているか、という話をしました。
余計なことだけど、面白がってくれて嬉しいです。
次はこちらの絵本。
『すてきな三にんぐみ』
(トミー=アンゲラー さく いまえよしとも やく 偕成社 1969年12月)
絵本で「時間の経過」をどう表すか、というお話を交えました。
「アフリカに行ったことがある方、いらっしゃいますか?」
「モロッコに行ったことがある」
「おお! そうなんですね。スペインから渡ったんですか?すごい。
アフリカのタンザニアに行ったことがある方、いらっしゃいますか?
タンザニアに伝わるお話を、ティンガ・ティンガアートといって6色のエナメルペンキでベニヤ板に描いた絵の絵本です。
お話は、夫婦でタンザニアに渡り、あちらで活動しているかたが再話しました。」
『しんぞうとひげ』
(しまおかゆみこ 再話 モハメッド・チャリンダ 絵 ポプラ社 2015年4月)
あまりにもインパクトの強い主人公二人が登場し、皆さん、笑ってしまう。
なんてったって、心臓と髭、ですから。
お話も奇想天外。
最後も笑ってしまう。
「異文化理解、なんていう言葉がありますけど、絵本は、構えなくても、ただ読むだけで、気軽にそういうことができるんじゃないかなって思うんですよね」
頷いてくださる皆さん。
最後に3分くらいあったので、こちらを。
『おとがあふれてオムライス』
(夏目義一 さく 福音館書店 2019年2月)
エアで、オムライス作りを皆さんと一緒にシュミレーションしながら、読みました。
こちらも盛り上がる絵本です。
「ちなみに、作者の夏目義一さんは小田原在住の方です」

全員初めまして、で
ドキドキでしたがノリのいい皆さんで助けられました。
絵本を読んでもらうこと、絵本に触れること
久しぶりの方が多かったようですが面白がっていただけていたらいいなあと思います。
今回読んだ絵本の過去ブログ↓
奇想天外な物語に小学6年生があっけに取られてツッコミしそびれる『しんぞうとひげ』
邪道な読み方かもしれないがみんなで作る『おとがあふれてオムライス』
【メニュー】出張読み聞かせ
神奈川県小田原市の自治会、酒匂・小八幡地区まちづくり委員会が主催するサロン「ふらっとエスケイ」
毎月1回、開催しているそうです。
ご参加の皆様の多くは、人生の大先輩。
1時間15分。
以下、実況中継風に。
まずは自己紹介。人生の大先輩が多いバージョン。
「甲乙丙の上をいく 上甲です」
「おおお〜!」
直前にやらかした失敗を早速暴露しました。
実は、会場を間違えてしまったのです。
着いた会場は「小八幡公民館」
シーンとしてる。ここじゃない?
新しくできた「酒匂・小八幡地区公民館」でした。紛らわし。
思い込みって怖い。前の日に地図をプリントアウトして、通る道もシュミレーションして準備万端だったのに。
早め行動してたので、間に合ってよかったです。お騒がせしました。

気を取り直して、皆さんと一緒に滑舌をなめらかにするこちらの絵本から。
『生麦生米生卵』
(長谷川義史・作 齋藤孝・編 ほるぷ出版 2006年12月)
「皆さん、事前に練習してたんですか?」ってくらい、とってもお上手でした。
チャレンジ精神もありました。
では、次はちょっと難しい絵本。
「『しろとくろ』と『ちゃいろ』、どっちがいいですか?」
多数決でこちらになりました。
『しりとりあそび ちゃいろ』
(星川ひろ子・星川治雄 小学館 2008年11月)
写真絵本です。
次のしりとりの言葉を当ててもらいながら読みます。
難しいのはヒントを出します。
見事正解すると、「おおおお〜」とドヨメキが起きました。
「さて、皆さん、昔話といえば、どんなのをご存じですか?」
「さるかに」
「桃太郎」
「一寸法師」
「花咲じい」
どんどん出てきます。
「では、『桃太郎』ってどんなお話でしたっけ?」
「昔々、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんは、山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に」
「はい、そうですね。桃は、どんなふうに流れてきましたっけ?」
「どんぶらこ どんぶらこ」
「なるほど。では、その桃から桃太郎はどんなふうに出てきましたっけ?」
「おばあさんが包丁で桃をスパンと真っ二つに」
「なるほど。では、こちらの絵本を読んでみますね」
『ももたろう』
(松居直 文 赤羽末吉 画 福音館書店 1965年2月)
桃が流れてくる場面、桃太郎が桃から出てくる場面では、皆さんの目が見開かれる。
(思ってたんと違う!)
そう。この絵本では
桃は「つんぶく かんぶく」と流れてくるし、
桃が「じゃくっと われて」桃太郎が生まれるのですよ。
赤羽末吉さんの絵が、いかに抜かりなく描いているか、例えば、鬼退治に行くとき、おじいさんとおばあさんが用意してくれたもの。
なんでしたっけ。
それをどう使ったか、どう描かれているか、という話をしました。
余計なことだけど、面白がってくれて嬉しいです。
次はこちらの絵本。
『すてきな三にんぐみ』
(トミー=アンゲラー さく いまえよしとも やく 偕成社 1969年12月)
絵本で「時間の経過」をどう表すか、というお話を交えました。
「アフリカに行ったことがある方、いらっしゃいますか?」
「モロッコに行ったことがある」
「おお! そうなんですね。スペインから渡ったんですか?すごい。
アフリカのタンザニアに行ったことがある方、いらっしゃいますか?
タンザニアに伝わるお話を、ティンガ・ティンガアートといって6色のエナメルペンキでベニヤ板に描いた絵の絵本です。
お話は、夫婦でタンザニアに渡り、あちらで活動しているかたが再話しました。」
『しんぞうとひげ』
(しまおかゆみこ 再話 モハメッド・チャリンダ 絵 ポプラ社 2015年4月)
あまりにもインパクトの強い主人公二人が登場し、皆さん、笑ってしまう。
なんてったって、心臓と髭、ですから。
お話も奇想天外。
最後も笑ってしまう。
「異文化理解、なんていう言葉がありますけど、絵本は、構えなくても、ただ読むだけで、気軽にそういうことができるんじゃないかなって思うんですよね」
頷いてくださる皆さん。
最後に3分くらいあったので、こちらを。
『おとがあふれてオムライス』
(夏目義一 さく 福音館書店 2019年2月)
エアで、オムライス作りを皆さんと一緒にシュミレーションしながら、読みました。
こちらも盛り上がる絵本です。
「ちなみに、作者の夏目義一さんは小田原在住の方です」

全員初めまして、で
ドキドキでしたがノリのいい皆さんで助けられました。
絵本を読んでもらうこと、絵本に触れること
久しぶりの方が多かったようですが面白がっていただけていたらいいなあと思います。
今回読んだ絵本の過去ブログ↓
奇想天外な物語に小学6年生があっけに取られてツッコミしそびれる『しんぞうとひげ』
邪道な読み方かもしれないがみんなで作る『おとがあふれてオムライス』
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