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『わたしのスカート』を手作りするとして、どこから作り始めるか

とあるテーマの絵本セラピーで読めないかなあと思って、試しに声に出して読んでみて、何分かかるか測ってみました。

23分ちょっと。
長い。
しかも、なぜかラスト、感極まって泣きそうになってしまう。
残念ながら、人前で読むのは難しそうだ。

わたしのスカート
(安井清子 文・写真 西山晶 絵 福音館書店 2004年11月号)


ハードカバーになっていますね。



ラオスの山奥の「モン族」の小学2年の女の子マイが主人公。

わたし、中学3年のとき、モン族の手仕事の小さなポーチを小田原で買って、かなり長いこと、社会人になっても、それをお財布にしてました。




昔から、「誰かの」手仕事に妙に惹かれる傾向があります。
(自分ではやらない)






マイは、民族衣装のスカートを作ってもらいます。

どうやって作るか。

まず、麻のタネを巻いて麻を育てるところから。

「そこから?」と驚きです。

麻を刈り取って、干して、麻の茎の皮を剥いで、それをいくつものいくつもの工程を経て、糸にします。
一文で書いちゃって申し訳ないくらいの工程です。
その糸で、長い長い布を織ります。

スカートの裾の部分は、女たちが集まって、刺繍をします。

マイはお母さんに、刺繍を教えてもらいます。
でももっと小さいときから、女の人たちが刺繍をしているのを見ています。

お父さんは、蜂の巣を取ってきます。
蜂の巣から蜜蝋を取ります。
その蜜蝋で、お父さんが作ったペンで、お母さんが布に模様を描きます。

おばあちゃんは、ふいごで石を焼きます。石灰です。
藍の葉を積んで染料を作ります。
何日も繰り返して、布を染めます。

染まった布に、赤い布をギザギザ模様に縫い付けます。

お母さんは、ギャザーを入れてプリーツを作ります。

家族総出で、何ヶ月もかけて一着のスカートができあがります。

そのスカートを着てお正月をお祝いするのです。

女から女へ、伝えられていく技術。
一緒に針仕事をする楽しさ。

日々の暮らしは便利ではないし、過酷な面もあるのかもしれない。

時間をかけて、手間をかけて、自然にあるもので、家族総出で、スカートを作り上げていく。
とてもとても素敵だなあ。


実は、この絵本の存在を最初に教えてくれたのは、循環するお庭のオーナーさんでした。
オーナーさんは、このモン族のスカートと上着を持っていらっしゃるのです。
上着は、お散歩に行くときに着てられます。

遠くからでも発光しているように見えます、本当に素敵です。





わたしのスカート
(安井清子 文・写真 西山晶 絵 福音館書店 2004年11月号) 


手仕事の好きな方には、ぜひ、読んでみてほしいなあ。





『かくれんぼ』概念を広げたり深めたりねじったりして写真に言葉をのせていく









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