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小学校読み聞かせ

小学校高学年にどんなふうに絵本を読んだか(5年生)

うちの子どもたちが通っていた小学校では、地域の方が田んぼを1枚、貸してくれて、5年生に田植えと稲刈りの体験をさせてくれます。
長男が5年生のとき、わたしは一番下の娘の育児休業中で、田植えの授業も稲刈りの授業も、娘をおんぶして手伝いに行きました。
というか、自分が楽しみに。
裸足の足の指と指の間ににゅううううううっと、水が混ざった土がめりこむ感覚。

下の子たちが5年生の時も、仕事を休んで、田植えと稲刈りの手伝いに行きました。
作業が終わると、田んぼを貸してくれた農家さんが、塩おむすびを振る舞ってくれるんです。
美味しかったな〜。
あんな美味しい塩おむすび、なかなかないよな〜。




小学5年生のクラスに朝の読み聞かせで10分、お邪魔しました。

以下、実況中継風にどんなだったか、書いてみます。

おはようございます。
今日、稲刈りなんだって?
いや〜。暑いよね。気をつけてね。
早く出発するのかな?
絵本、読んじゃって大丈夫?
35分までいいの?
じゃあ、読みます。

『はしる』
(阿部馨 文 堀内誠一 絵 織田幹雄 監修 福音館書店 かがくのとも1973年9月号)

(↑時折、合いの手を入れながら聞いてくれました。)



まだ、読んでも大丈夫ですか?

あのね、上甲には、子どもが3人いるのね。
(なぜか、驚きの声が上がる)
一番下の子は、高校2年生なんだけど、一番上は10こ離れてて、今、26歳なのね。
(またしても、驚きの声が上がる)
その子が、生まれた時から好きだったものがあるの。
ポケモン。
知ってる?
(当然、知ってる)
ちなみに、これ、なんだかわかる?
(前の方の席の子が気づく。「ピカチュウ?」)
そう、ピカチュウなの。
かわいいでしょ。レースなんだよ。(←自慢する)
(担任の先生が「めっちゃかわいい)と立ち上がる)

でね。
その一番上の子が、すんごくお気に入りだった絵本がこれなんです。
『ポケモンをさがせ!』(相原和典画 小学館)
ボロボロなのね。
これは、今は読めないじゃん。
そしたらね、この前、見つけたのよ、これ。
読んでいい?

『ポケモンのしま』
(ザ・キャビンカンパニー 小学館 2020年3月)

(やっぱり、たくさんツッコミ入れながら聞いてくれました)

読み終わったとき、担任の男の先生が、
「いや〜、感動しました。これ、大人が感動しますよね!」と。
はい。わたしもちょっと泣きそうになりました。
「声がつまってましたもんね。」
バレました?
「バレてますよ笑」

じゃあ、皆さん、稲刈り気をつけて行ってきてくださいね。

終わってから、一人の子が、廊下にやってきて、
「そのポケモンの絵本、どこに売ってるの? 欲しい。かわいい」と。
いいよね〜。
かわいいよね〜。

 

 

 




 

それぞれの絵本については、こちらに書いています。
『はしる』
走っているときの筋肉に魅せられた『はしる』 

『ポケモンのしま』
ポケモンと共に過ごした人も そんな子どものそばにいた大人もグッとくる絵本『ポケモンのしま』 
↑やっぱり、これ。泣きそうになっちゃう。






ちなみに、1時間目の授業の内容によっては、決められた読み聞かせの時間より早めに終わらせることもあります。
事前に「今日は稲刈り」という情報を得たので、担任の先生に確認しながら進めました。



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