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読み聞かせボランティア

【読み聞かせプログラム例】放課後ディサービスにて読み聞かせ30分

放課後ディサービスにお手伝いに行きました。

読み聞かせは、14時から30分間くらい、様子を見ながら読んでと言われています。
1日のスケジュールが、子どもたちに分かるように、ホワイトボードに書き出されてきます。

毎日ではないのですが、お手伝いすることになった放課後デイサービスで、30分ほど読み聞かせの時間を担当しました。

2回目です。
1回目はこちら

初めて会う子どもたちの方が多いです。

どんな子かわからないです。

1年生たちです。

様子を見ながら読みました。


1冊目。

わたしの絵本バッグを覗き込んだ子が、この絵本を発見し、読んで欲しいとリクエストをくれたのでまずはこちらから。

『はらぺこあおむし』
(エリック=カールさく もりひさしやく 偕成社)

こちらの本棚にも同じ絵本がありました。
やっぱり、知ってる絵本は嬉しい。
言葉もよく覚えていて、一緒に言ってくれます。

「まだまだ おなかは ぺっこぺこ」

「おれんじを」・・・

「いつつ たべました」



保育園の年長さんくらいだと

「ごこ〜〜〜〜!!」(5個)と描かれたオレンジを数えて答えてくれます。

「いつつ」ってちょっと難しい数え方なのかなって思うけど

(「いつつ」って言った〜)と内心思ってました。


2冊目。
やっぱり知ってる絵本がいいかなと思って、こちらも読みました。

『しろくまちゃんのほっとけーき』
(わかやまけん こぐま社)



「ざいりょうは なあに」と読むと

「たまご〜!」

「牛乳〜!」などと答えてくれます。

「こぼれちゃってるよ!」としろくまちゃんにツッコミも入れてました。


3冊目。
こちらもいってみようかな〜。
どうかな〜 と思いながらも読んでみました。



『りんごりらっぱ』(あべけんじ 作 福音館書店)


絵の隅っこにチラ見えしてるのをなんだか当ててくれました。


「赤いのがある! りんごかな」

「長いね、ヘビだね」

「イルカ だね!」

など。



しりとり の枠に 囚われないで、どんどん 言葉が出てきました。


4冊目。
もしかしたら、こういうのも好きかもなあ、と思って持ってきたこちらの写真絵本。

『かみなり』
(妹尾堅一郎 監修 音羽電機工業「雷写真コンテスト」 協力 ポプラ社)

これもかなり盛り上がりました。
歓声が上がりました。
写真の迫力。

「バリバリ!」
「ピカ!」
と言いたくなる。
「僕が読んでいい?」と。

読み終わると「もっかい、読もうか」と。

なので、もう一度、写真を全部じゃないけど、見せました。



5冊目。
これも知ってるかもなーと思って持ってきてました。

『ポケモンのしま』
(作・絵 ザ・キャビンカンパニー 小学館)

絵本の近くにわ〜っと寄ってきて、ポケモンをじっくりみてました。

「これは、リザードンだね」
「フシギバナだ」
「カビゴン!」


6冊目。
もしかして、こちらも好きかも、と思って持ってきてました。


『おおきなかぶ』
(A・トルストイ再話 内田莉莎子訳 佐藤忠良画 福音館書店)



ダウン症の子が、わたしの横で、絵本を一緒に持ってくれて、ページをめくるのを手伝ってくれました。



「まごが おばあさんを ひっぱって

おばあさんが おじいさんを ひっぱって

おじいさんが かぶを ひっぱって」

と読むと

その絵を指さして

ひっぱるマネもしてくれました。

「やっぱり かぶは ぬけません」のところでは

手を振って、ぬけないというジェスチャーを繰り返してくれました。




こんなふうに彼らなりの楽しみ方で絵本を楽しんでくれたことが、すごく面白かったです。



怒って大きな声を出す子、走り回っていろんなものを触りたい子、自分でペンを持ったり、靴下を履いたりするのが難しい子、いろんな特性のある子たち。

どんな絵本がいいかな〜と考えて、読んでみる。

決まりはなくて、自由で、彼らに教えてもらうことがたくさんあります。





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