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読み聞かせボランティア

中学2年生に読んだ絵本 10分で2冊

2025年7月、中学2年生に朝、絵本を読みに行ってきました。
いただいている時間は、10分。

机を後ろに下げて、床に体育座りをしてくれたんです けど・・・
ものすごい圧 を感じました。
かなり前の方まで迫ってくる体の大きさとか、渦巻くエネルギーが強調されるような・・・

こうなったらもう、こちらは、力を抜いて、ゆるめて、腰を落として、肚から声を出すことを意識しました。

「平野レミさんっていう料理研究家、知ってる人いる?」
頷く生徒がちらほら。

「その平野レミさんのダンナさんが絵を描いた絵本です。
工藤直子さんがおはなしを書いています。
読みます。」

密林一きれいなひょうの話』(おはなし=工藤直子 え=和田誠 瑞雲舎)


静かに、ツッコミも入らず、聞いてくれた。
中学2年生が、どんなふうに感じたかは、わからない。

生徒と一緒に一番後ろで体育座りをしてた先生が最後から2場面目で大きめに頷いたのが視界に入いりました。

事前に読み時間を測ったら、5分40秒だったので、余裕かと思っていたら、残り2分だった。(スタートがちょっと遅れたせいかな)

「残り2分か。
じゃあ、もう1冊は無理かな。」

「いや、大丈夫です。
ちょっとくらい過ぎても大丈夫です」
と担任の先生。

「え?
そうなんですか?
もう1冊読んでもいいんですか?」

「お願いします」

「じゃあ、こっちとどっちがいい?」と聞いたら
選ばれたのは、五味太郎ではなく長新太。

「そっか、こっちか。
じゃあ、こちら、早口で読みます。」

読みながら、内心、ドキドキ。
「おっぱい」を連呼するので。

チューチューこいぬ』(長新太 さく BL出版)


いや、こういうのは、変に恥ずかしがったら負けなんだ。

読み終わって、ちょうどチャイムが鳴り終わる。

ふー。

終わってから、担任の先生が廊下に出てきてくれて、ちょっとお話ししました。

「絵本を読んでもらうなんて、なかなかできないことなので、ありがたいです。
この子たち、意外と本を読むのは好きなんですよ。」


(おっぱいが好きそうな)保育園の乳児組さんとコール&レスポンス『チューチューこいぬ』







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欲を言えば、本当は、10分じゃなくて、1コマ欲しい。

高校や中学校で絵本の授業をさせていただけませんか?

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