Blog ブログ

体験入学受付中

HOME // ブログ // 巻き込んでいき、巻き込まれていき、 いろんな年齢の人たちとも一体感が得られる貴重な1冊『うかぶかな? しずむかな?』

Blog ブログ

CATEGORY


おすすめ絵本

巻き込んでいき、巻き込まれていき、 いろんな年齢の人たちとも一体感が得られる貴重な1冊『うかぶかな? しずむかな?』

うかぶかな? しずむかな?
(川村康文 文 遠藤宏 写真 岩崎書店 2023年8月)


こちらは〈かがくすっ〉というシリーズの1冊です。
(以下引用)
〈かがくすっ〉は3、4歳から理解でき、楽しめる科学絵本シリーズです。身のまわりのさまざまな現象にふれ、驚きや疑問を持ちはじめる子どもたち。その「なぜ? どうして?」にこたえます。しかも「楽しく!」子どもたちに芽生えた知的好奇心をだいじに育てながら、つい「くすっ」と笑ってしまうような科学のおもしろさを伝えます。
(引用ここまで)


子どもと暮らしていて、面白いことの一つに、自分の子どもの頃の感覚を追体験できることが挙げられます。
大人になって、当たり前になって、忘れてしまったあの頃の「なぜ?」「どうして?」のデジャヴ。

こんなことが不思議だったのか。
こんなたわいもないことが面白かったのか。

それを追体験できるのは、子どもと共に暮らす醍醐味かと思います。

〈かがくすっ〉って大人にとっても、味わいたい、出会いたいシリーズなんじゃないかなと思います。
知識や理論を「くすっ」と笑える要素を交えて切り込んでいく。
すごいなあ。

「浮かぶか」「沈むか」の2択が、こんなにも面白いとは。

日常的にお風呂に入っていれば、「浮かぶ」「沈む」という体感は、幼い子でも得ています。
だから、2歳くらいからでも、身近なこととして、今までのそれぞれの経験値を総動員して、「浮かぶか」「沈むか」考えることができます。

この絵本は、「うかぶかな? しずむかな?」と考えて、答えてもらいながら、読み進めると盛り上がります。

意外に、大人でも首をひねってしまうような曲者の問いかけもあります。
「えー!」
「へー!」
ついつい、本気になってしまいます。

途中、難問に正解した人は、飴をもらえます。
(ここ、いつもウケます)

読み終わって、裏表紙を見せると、ここでも歓声が上がります。
最高です。

巻き込んでいき、巻き込まれていき、いろんな年齢の人たちとも一体感が得られる貴重な1冊。
好きで好きで大好きな絵本。

あんまり好きで、おすすめなので、「日々の絵本」でもご紹介しました。

【監修しました】平井書店発行リーフレット「日々の絵本」


特に、暑くなってくるとヘビロテの絵本となります。

わたしがあんまりこの絵本をヘビロテして読んでいたら、写真を撮った遠藤宏さんが会いに来てくれました。

このときに↓
【報告】石川えりこさん講演会にて絵本『ほんやねこ』朗読


遠藤宏さんと(あんまりびっくりして腰がくだけました)
遠藤宏さんのインスタグラムの小屋の写真、好きです。


中学生とも読みました↓
中学1年生に朝の読み聞かせ

うかぶかな? しずむかな?
(川村康文 文 遠藤宏 写真 岩崎書店 2023年8月)

インスタグラムでも『うかぶかな? しずむかな?』ご紹介しています

ブログ一覧