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高学年(小学6年生)への読み聞かせボランティア 朝の15分
11月の朝の読み聞かせ。
机を下げて床に座って聞いてくれる6年生。
いただいている時間は15分。
15分あるといろんな挑戦ができます。
「買ったばっかりの絵本を読んでみたいんですけどいいですか?」
「お相撲、わかりますか?
見たことありますか?」
「テレビで」
『のこったのこった』
(おおなり修司・文 中川学・絵 絵本館 2025年9月)

くすくす笑い。
読み終わって、
「のこったのこった」と口からつい出てしまう女子。
これは、小田原の平井書店さんで開催されたまちなか本箱に出店されてた絵本館さんで吹き出しながら立ち読みして即購入した絵本。
買って良かった。
こちらは、今は買えなくなっていて、探して探して手に入れた絵本。
読むと8分くらい。
ちょっと長い。
『ちょうちょむすび』
(文=今江祥智 え=和田誠 BL出版 2000年2月 1963年10月私家版発行)

帯にこんな言葉があります。
(以下引用)
ヒョウのペポネにはヒゲがありません。心配した両親は、ものしりの大ふくろうに相談して、りっぱなヒゲをもつナマズを食べさせてみるのですが…。1963年に500部限定の私家版として出版されていた幻の絵本。
(引用ここまで)
愛するあまり、我が子が他人にどう見られるかを気にする両親。
異質なものをあざ笑う他人。
自己肯定感の安定したヒョウの子。
「ヒゲがなくても、ヒョウはヒョウ」
このお話を高学年の子どもたちに読みたいなと思いました。
友だちとくっついて体育座りで、ずっと小さい声で話しながら聞いてくれていた子たちがいました。
何を言っているのか、聞こえなかったけど
「気づいてなかったんだ」という驚きの声は聞こえました。
そう、自分にヒゲがないことを知らなかったんですよね。
こんなふうに友だちとツッコミを入れながら聞けるって教室で読む良さかなって改めて思いました。
好きなところに自由に座っていい、というのもあるのかも。
読み終わってまだちょっと時間があったので
「もう1冊よんでもいいですか?
短いの。
上から読んでも下から読んでも同じ言葉ってどんなのがありますか?」
「トマト」「新聞紙」
『どうぶつどっちからよんでも たぶんぶた』
(文/本村亜美 絵/高畠純 絵本館 2022年12月)

生活クラブで購入した回文の絵本。
読むと、みんな反対から読んで、確かめてくれる。
笑いが起きる。
「ふる ごりら ずらり ゴルフ」
「このこ どこのこ」
朝からゆるっと気が抜けて笑えるっていいな。
3冊読んで、ちょうど15分でした。
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