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【報告】ミクニ書店様にて読み聞かせ会 40人くらい 都会からも遠方からも
2024年12月27日は、ミクニ書店さんでのおせっかいなおはなし会。
わたしの仕事納め、読み納め、でした。
冬休み突入し、平日にも関わらず、40人くらいのご参加をいただいたかと思います。
いつも来てくれる女子たち。
読み聞かせボランティア仲間たち。
数年前に、隣町での読み聞かせ会に来てくれた親子さん。(声かけてくれなきゃわかんなかった〜)
生後2か月からずっと読み聞かせ会に来てくれてた親子さん。他県にお引越しされたのですが、3年ぶりの再会。ハグ〜。
おばあちゃんちへの帰省に合わせ、八王子から、愛知県から、孫たちがゾロゾロゾロゾロと(笑)
アーティストえっちゃんも かっこいい赤い靴履いて来てくれました。
絵本セラピスト仲間のりんりんも帰省の大きなトランクとともに来てくれました。
ありがと、ありがと、ありがとねー。
さて、30分でご紹介した絵本たちはこちら。
「もうすぐなにがくる?」と子どもたちに聞きました。
すかさず
「お正月!」
「お正月はなにするの?」
「コマ回したり、羽つきしたり」
おおお〜。
王道のお正月遊びだ!
最初に読んだのはこちら。
『かさじぞう』
(瀬田貞二 再話 赤羽末吉 画 福音館書店)
ゆっくり、じっくり、炉端でおばちゃんが昔話を語るイメージで、子どもたちの顔を見ながら読みました。
特に最初の方は、子どもたちが一生懸命、着いてきてくれるのを、置いてきぼりにしないように、ひとこと ひとことを ゆっくりゆっくり
読みました。
意味が分かりにくい言葉だったとしても、絵と前後と雰囲気で、着いてきてくれよな という感じで。
雪がもかもか降る感じは、この辺の子たちはピンとこないと思うんです。
お正月になにも食べるものがない感じも。
本屋さんのイベントで、何歳くらいのどんな子が来るか不確定要素が多めの読み聞かせ会では、なかなかなチャレンジなのですが、クリスマスが終わっての、年末のこのタイミングで読みたいと思いました。
読み終わってから、後ろの大人の人に
「ちょっと余計な話をしていい?」とこの絵本のわたしの推しポイントを。
だってね、おばあさんは、なにをしてた?
おじいさんが餅を買って帰ってくるのを待ってたんですよ。
「もち、もち、もち」って。(想像です)
ところが、おじいさんは?
そう、雪まみれで帰ってきた。手ぶらで。
もしも、もしもですよ、あなたが「もち、もち、もち」と待っていて、
配偶者が手ぶらで帰ってきたら、あなた、どうしますか?
笑いが起きる。
ね。
ばあ、あっての、じい、なんですよ。
だからほら、お地蔵様は、なんて言いました?
(以下引用)
じいぁ うちは どこだ、
ばあぁ うちは どこだ。
(引用ここまで)
ってね。
ほら。
ばあ あっての じい なんですよ。
ちなみにこの絵本は、赤羽末吉さんの初めての絵本です。
みたいなことを喋りました。
結構、前にいた子どもたちが、この余計な話にノってくれました。
で。
今回は、実は挑戦をしてました。
定価11000円。
重量何キログラムあるんだろう。
厚さは5センチはある こちら。
『地球博物学大図鑑 新訂版』
(スミソニアン協会 東京書籍)
お孫さんにお年玉や入学のお祝いを考えている祖父母の皆様へ、お買い上げいただけたらいいなあと思って。
「あら、いいわね、買うわ」ってサクッとレジに持って行く人がいたらかっこいいですよねって話をしました(笑)
特に動物や昆虫などに興味のある自然派の小学1年生に
1年生に限らず年少さんや年中さんにも
おすすめの図鑑です。
これ、以前もご紹介したら、大絶賛されて
「買ってよかった」
「紹介してもらえってよかった」と口々に言われたのですよね。
子どもにこそ本物を見せたい人におすすめです。
スミソニアン博物館を家庭内に持ち込む感じです。
赤ちゃんたちに大人気、と赤木かん子さんが言ってました。
まだ、ミクニ書店さんにありますから、どうぞよろしくご検討いただきたいです。
『エンとケラとプン』
(いわむらかずお あかね書房)
インサイド・ヘッドみたいな絵本、です。
心や気持ちは目に見えない。
でもこの絵本は、見えるようにしてくれている。
心 という抽象的な概念を、具体的に視覚化してくれている。
しかも、幼い子どもも受け取れるように単純に。
わたしでも、自分の心を客観視できるように。
こんなすごい絵本が40年以上前に存在していた、という驚き。
14ひきの方が有名だけど、これもいいよね、ということで。
インサイド・ヘッドみたいな絵本『エンとケラとプン』
次は、読むのがすっごい楽な絵本。
絵本、見ないで読める。
みんなをガンガン見ながら読む。
『きゅうりさんあぶないよ』
(スズキコージ 福音館書店)
言葉は
「きゅうりさん そっちへいったらあぶないよ ねずみがでるから」
これしかないんです。
どの場面も、この言葉だけ。
言葉は、これだけで、絵で物語られる。
すんごく絵が物語っている絵本。
だから、子どもは、なんの反応もしないかもしれない。
じっと黙っているかもしれない。
でも、それは、実は大人が思う以上に
絵を楽しんでいるのかもしれない。
『しんかんせん!』
(ぶん 穂村弘 え 長谷川朗 くもん出版)
「買っちゃったけどイマイチだったな〜」って思ってた絵本。
読んでみなきゃわからない絵本ってあるのよね〜。
この絵本、保育園で園児さんたちに大人気、なんです。
57577、歌人の穂村弘さんが作者です。
絵を描いたのは、ヴィレッジヴァンガードの店長さん。
新感覚絵本、です。
タイトルは、「しんかんせん!」です。
ビックリマークを強調して読みます!(笑)
車内販売のところは、それっぽく読みます。
新幹線の車内販売、なくなっちゃいましたけどね。
小学6年生に読んだ ヴィレッジヴァンガードっぽい絵本? レゴっぽい絵本? 『しんかんせん!』
さて。
この時点で、もう残り時間3分くらい。
だから、読まない。
紹介だけ。
(読まないんかい!)
↓
ミクニ書店さんにあった、柚木沙弥郎さんの本業を紹介してる本をチラ見せしつつ、
この芸術家の絵を、こんな金額で手に入れることの僥倖を訴えました。
『魔法のことば』
(柚木沙弥郎 絵 金関寿夫 訳 福音館書店)
原始の力強さ、みなもとの部分から 湧き上がるようなエネルギーがほとばしっている絵本 です。
言葉っていうのは、元は「文字」「テキスト」じゃなくて 口から出る「おと」だったんですよね。
読まなかったけど。
というわけで、あっという間の30分間でした。
次回は、2月22日(土)です。
もちろん、聞くだけでも大歓迎です。
本屋さんにお客さんがたくさん来てくれるってことが、大事。
ただ、棚に刺さっているだけでは、気づきにくいその絵本の魅力をお伝えすることをしたい。
余計なおせっかいかもしれないけど。
そう思って、ミクニ書店の店長さんにお願いして始めました。11年前に。
次回で34回目になります。
申し込みや参加費は要りません。お気軽に遊びに来てくださいね。
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そうそう、
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