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12月 保育園の乳児組で読み聞かせ 20分で6冊 名作絵本ばかり

毎月絵本を持ってお邪魔している保育園。

2025年12月のある日、0歳、1歳、2歳の乳児組さんに20分ほど絵本を読みました。


1冊目はこちら。
『りんごころころ』
(松谷みよ子・ぶん とよたかずひこ・え 童心社 2001年1月)

真ん中の見開きはテキストがなくて、いろんな人が思い思いにりんごを食べている絵。
乳児さんたちとワイワイ言い合いながら絵を楽しみました。

最後、ハナコちゃんがお母さんにりんごを持って帰るんですけど
そのときのお母さんのセリフが秀逸、なんです。
 


(以下引用) 
おかあさん
ただいま
はい りんご
 
まあ まあ まあ
 (引用ここまで)



 
この
「まあ まあ まあ」
 をわたしはたまに日々の暮らしの中で使ってました。
 
例えば、子どもって思いもよらないことをやらかしてくれるときあるじゃないですか。
干しぶどうを全部袋からぶちまけて食べる とか
湯船の中でう●こをする とか。
 
そんなとき、
 「まあ まあ まあ」
って言うんです。

子どもも(あ! あの絵本のあの言葉ね)ってニヤッとします。
 
もちろん、
「いい加減にして!」
「ちょっと! 何やってんの!」
と怒鳴ってしまうときもありましたが。

長男たろうは、木の上で泣いているハナコちゃんを
「すげ〜!  つかまらないで木の上で立ってる! 最強じゃん!」
とリスペクトしてました。

名作です。
 
2冊目は同じく名作のこちら。

『のせてのせて』
(松谷みよ子あかちゃんの本 東光寺啓 え 童心社 1969年7月)

「ねずみの おかあさんが
てを あげています」
のところで

「子どもも手をあげてるよ」と2歳さん。

ほんとだね。

出発。
ストップ。
出発。
ストップ。
出発。
ストップ。
疾走感。
真っ暗なトンネルのドキドキ感。

短い赤ちゃん絵本だけど、緩急あって、よき。

3冊目も同じく名作写真絵本。

『もりのどうぶつ』
(おおたけひでひろ 文・写真 福音館書店 こどものとも012 2009年12月号)

末っ子が赤ちゃんのとき、月刊絵本で購入してヘビロテしてた絵本。

1つの動物につき2見開き。
動物がやってきて、なにかする、
という繰り返し。
リズミカルな言葉。
 
「らいちょう」とか「へらじか」とか
赤ちゃんには馴染みのなさそうな
動物がしれっと登場するのですが、
そこは軽々と飛び越えてくるんだなあと。

「可愛い」「可愛い」ってなでてたなあ。
「お前もな」って思ってました。

ハードカバーになって嬉しいです。


3冊目はこちら。

『ねずみくんのチョッキ』
(作・なかえよしを 絵・上野紀子 ポプラ社 1974年8月)

「にあうかな?」と読むと

「にあう」と言う1歳児さんと
「にあわない」と言う2歳児さん。

そうよね、そうよね。


4冊目。

『あいうえおってどんなかお』
(今井和子・文 宮沢晴子・絵 アリス館 1994年2月)

「あいうえおの
あ って
いう かお
どんな かお」

乳児さんたちと
どんなかおかやってみせてもらいました。

「『あっ』
と おどろく
こんな かお」

「『ああ やだなあ」
の こんな かお」

みんなやってくれました。
可愛い。
感情を表情で表に出すってすごく大切なことなんですよね。


最後はこちら。

『よ・だ・れ』
(小風さち 文 及川賢治 絵 福音館書店 こどものとも012 2012年8月)

ちょうど、歯が生え始めるような月齢の子がいるかなーと読みました。
しっかり生えてる子が多かったかな。

インフルエンザが猛威を奮ってるようですが、元気に過ごしてほしいです。











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