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ワンポイントアドバイス 読み聞かせボランティア

買えなくなった絵本を読み聞かせ会で読むか問題

よく聞かれるので、改めてここにわたしの考えを書いておこうと思います。

「もう買えなくなってしまった絵本を読みますか?」

「買えない絵本をご紹介するのはどうなんでしょうか?」

「せっかくなら、買える絵本をご紹介した方がいいのかなと思うのですがいかがでしょうか?」




わたしの考えでは
「買えなくなった絵本も読みます」

ちなみに、よく、「絶版」というけれど
どうやら正確ではないようです。

「在庫がない」
「重版未定」
「長期品切れ」
であることと
「絶版」はイコールではないようです。

それはともかく、
今、気軽に買えない絵本もわたしが好きな絵本で出会ってほしいなと思う絵本は読みます。
ご紹介します。

おそらく、そういう絵本は図書館に蔵書があったとしても、地下の閉架書庫にひっそりと誰にも手に取ってもらえず、さみしく挟まっている可能性が高いです。
(わたしがご紹介する絵本は、そういう子が多いらしいです)

そういう子たちを、リクエストかけて借りてきて、日の当たる場所に引っ張り上げてほしいんです。

閉架書庫にあると、通りすがりの人には目に触れることもできませんので。

もしかしたら、閉架書庫にいて一定期間貸し出しの履歴がないと廃棄対象のハンコを押されてしまうかもしれません。
(どうかどうか、もう買えない絵本は、廃棄しないでほしいです)

だから、今は買えなくなった絵本を、図書館でも古本屋でもいいから手に取ってもう一度、開いて、できれば声に出して誰かに読んでほしいなあと思ってご紹介します。

きっと、その絵本は
「いやっほ〜い」って喜びの声をあげていると思います

この世にその絵本が確かに存在したんだってことを一人でも多くの人に知ってもらいたい。

あわよくば、重版かかったり、復刊したりして、買えるようになるかもしれないし。

もちろん、今、買える絵本を本屋さんで買って、おうちに連れて帰って
末長く慈しみ家族の一員のように育ててもらうことも
どっちも大切だと思っています。

育てるってのは
その絵本を親子で一緒に読むってことです。

そんな絵本との付き合い方を
お伝えする出会いがあることはすごくありがたいなと思います。

「買えなくなった絵本も読み聞かせで読むのか」問題についてわたしの考えを書きました。



【今までご紹介した絵本のうち、2025年12月時点でおそらく買えない絵本】(こんなにある〜〜)

「気持ち」と「それを表現すること」そして「それを伝えること」はリンクしているという大事なことを教えてくれる今こそ必要な絵本『あいうえおってどんなかお』

子どもの近くにいる世界中の大人たちが目指す世界は、ここ。 『世界中のこどもたちが』

ゆっくり ゆっくりと 小さいものを じっと観察する目『これはなみだ?』

怒っている人がそばにいたときどうしたらいいか教えてくれる絵本『ボッボッボッ』

安西水丸の伝説の初期傑作絵本が待望の復刊『ふりかえりおじさん』

村中李衣さんの物語に陸奥A子さんの絵!! 『ト・シ・マ・サ』

グイグイグイグイ『あたまのうえにりんごがいくつ』オチないオチ!

我が家においてボロボロベタベタ率の高い1冊『くうちゃんがないた』

痛い目にあった幼い人に読んであげたい絵本『とんでけとんでけおおいたい!』

言葉が絵本になりたがっている?! 子どもの無意識に働きかける絵本『あーあった』驚きの読み聞かせ体験

「違うよ! それ、ママのバッグじゃないよ!」 効果的な赤づかい 見つけたら買いの名作絵本『ママのバッグ』

「志村〜後ろ」絵本 教えてあげたくてたまらない『ハンダのびっくりプレゼント』

奇想天外な物語に小学6年生があっけに取られてツッコミしそびれる『しんぞうとひげ』

弟が生まれて、得意げな、自慢げな、自分よりも弱いものを大切に思う気持ち、 周りの人を巻き込んで共有していく『もりのおるすばん』

夢中で遊んでいるときに、他人のことなんて気にしない 子どものリアル『ぼうしぼうしぼうし』

これぞ絵と言葉で物語が展開する絵本という表現媒体の醍醐味『やまださんちのてんきよほう』

走っているときの筋肉に魅せられた『はしる』 

「こどものとも」じゃなくて「かがくのとも」なのが推しポイント『ここんぷいぷい』

荒ぶるハンバーグたちに圧倒される『ハンバーグーチョキパー』

【買えなかったけど買えるようになった絵本】

不幸な絵本『ちへいせんのみえるところ』→祝復刊

個々人の瞬間的で感覚的なものを視覚的で具体的に描く『こっそりどこかに』

おすすめの絵本ばかりなので、ぜひ、読んでもらえたら。




【著書】 『やってみる? 読み聞かせボランティア』(電子書籍&ペーパーバック)

【メニュー】読み聞かせボランティア入門講座 〜自分らしく、楽しく続けられる〜

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